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「渡す」の使い方と注意点|尊敬語/謙譲語/二重敬語

初回公開日:2017年10月23日

更新日:2020年06月02日

記載されている内容は2017年10月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

尊敬語、謙譲語、丁寧語など、どれをどんな時に使えばいいのか良く分からないという人も多いでしょう。今回は「渡す」という敬語についてご紹介します。ビジネスの現場で物を渡す時や、渡しておいてほしいと頼まれることも多いです。正しい言葉遣いを確認しておきましょう。

「渡す」という言葉正しく使えていますか?

書類を渡すようにと頼まれるのは、ビジネスの現場でよくあることです。ですが、その会話で使っている言葉遣いは正しいものでしょうか。話し相手や状況によって敬語も使い分ける必要があります。「渡す」という一言が間違っているだけで、あなたの評価が下がってしまう可能性もあります。正しい敬語を使って、ビジネスパートナーの信頼を得ましょう。

敬語の種類を確認しよう

敬語の中でも尊敬語・謙譲語・丁寧語は、学校の授業でも教えられる言葉遣いの基本です。しかし、2007年より敬語の指針では、謙譲語・丁寧語がさらに二つに分けられました。その結果、尊敬語、謙譲語Ⅰ、謙譲語Ⅱ、丁寧語、美化言の5つの警護に分類されました。尊敬語、謙譲語、丁寧語のうち、どの言葉を使うかで「渡す」という表現にも変化が現れます。

それぞれは、どのような場面で使うのが正しいのかをしっかり確認しておきましょう。

尊敬語とは?

人や物事を高めた表現で言葉にすることで、相手に敬意を伝えます。「言う」は「おっしゃる」、「行く」は「いらっしゃる」「行かれる」、「来る」は「見える」「おいでになる」「お越しになる」と言い換えます。その人や話のなかに登場する人物が、自分よりも目上の人だった場合尊敬語を使用します。

謙譲語とは?

自分を遜って話す言葉遣いです。自分を相手よりも下だと表すことで、相手への敬意を表します。謙譲語は、謙譲語Ⅰと謙譲語Ⅱに分けられます。

謙譲語Ⅰは、話している人が目上の人であり、話の内容で行う動作をする人が、受ける側の人よりも立場が下である時に使用します。謙譲語Ⅱは、話しを聞いている人が話している人よりも立場が上の時に使用します。

謙譲語Ⅰの場合「言う」は「申し上げる」、「行く」は「うかがう」となり、謙譲語Ⅱの場合「言う」は「申す」、「行く」は「参る」と言い換えます。立場の関係性が良く分からない相手と話す場合や、謙譲語Ⅰ謙譲語Ⅱどちらでも問題がない時には謙譲語Ⅰを使用することが多いです。

丁寧語とは?

「ですます」調の言葉になります。また「手洗い」を「お手洗い」、「食事」を「お食事」というのは、敬語の丁寧語をさらに細かく分類した美化語に分類されます。丁寧語は「言う」を「言います」、「行く」を「行きます」、「来る」を「来ます」と言い換えます。

「渡す」の尊敬語の使い方

自分よりも目上の人に対して「書類を渡してください」と頼む時の言葉遣いです。

お渡しください

目上の人に「渡す」という行動をお願いする時に使用する敬語です。「○○にこの書類をお渡しください。」と言えば、相手に失礼なくお願いすることができます。

お渡しいただけますか

「お渡しいただけますか」というと一方的に「渡してください」と頼むより、相手の都合などを伺い「お願いできますか」というニュアンスになります。一緒に「お手数ですが」「ご面倒をおかけしますが」と一言添えると、さらに丁寧な印象になります。

お渡ししていただけませんでしょうか

「いただけませんでしょうか」という言葉はよく耳にします。しかし、この敬語は間違った言葉遣いです。この文章では「です」「ます」が両方とも使われていることにお気づきでしょうか。これは、二重敬語になってしまうので正しい敬語ではありません。

「渡す」の謙譲語の使い方

自分をへりくだって言葉にする謙譲語では「書類を渡してください」と頼まれた時に使います。自分をへりくだり「書類を渡しておきます」と伝えます。

お渡しします

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