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「わかりました」の正しい敬語の使い方|メール/ビジネスなど

初回公開日:2017年10月24日

更新日:2020年08月14日

記載されている内容は2017年10月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

ビジネスシーンでも使うことが多い「分かりました」ですが、この意味を示す言葉はいろいろあります。敬語と呼べるような言葉はありませんが、丁寧な表現として目上・上司・お客様に使うことに適しており、目下への使用には適さない「分かりました」の意味を持つ言葉もあります。

「分かりました」の意味!敬語表現はある?

「分かりました」と似た言葉に「承知いたしました」と「かしこまりました」と「了解しました」があります。これらは意味としては似ていますが、細かく見るとニュアンスが異なり、使って良い状況や相手も違ってきます。

また、これらの言葉は敬語とも敬語ではないとも言われます。各言葉のニュアンスと使い方について知っておくと「分かりました」ということを示す時に、言葉遣いで失礼になることを防ぐことができます。

分かりました

「分かりました」は「分かった」を丁寧な言い方にした言葉です。語尾の「ました」が丁寧語「ます」の変用なので「分かりました」は丁寧語としての扱いもできますが、ビジネスルールとしては不適切な言葉遣いとされています。

すなわち「分かりました」は、フランクな関係間(家族・友人・恋人など)で使うことが望ましい言葉です。

承知いたしました

「承知いたしました」は「分かりました」を堅い言い方にしたものです。

ビジネスルールとしては、最も無難な「分かりました」の言い方とされています。相手の立場に関係なく承知できますが「承知いたしました」には「聞いたことに対して承諾する」という意味があるため、次にお伝えする「かしこまりました」とは使い分けが必要になります。

かしこまりました

「かしこましました」は「承知いたしました」よりも更に堅い言い方で、最も丁寧に聞こえます。

「承知いたしました」には「承知」の意味があると言いましたが「かしこまりました」には「聞いたことに対する理解」の意味が込められています。「承知いたしました」と比べて、口頭上で用いられることが多いです。

了解しました

「了解しました」は、目上の人から目下の人に使う「分かりました」です。比較的に畏まった言い方ではないので、目下から目上には使用できません。

使い分け方

「承知いたしました」と「かしこまりました」は使い分け方が少し難しくなりますが、「承知」は「聞き受ける」意味で「理解」は「筋道を分かること・相手の立場や気持ちを分かる」の意味があります。この意味から、使用状況をイメージして使用しましょう。

・分かりました:フランクな言い方。
・承知いたしました:承諾の意。立場を問わず使用可。
・かしこまりました:理解の意。最も堅い言い方。
・了解しました:目上から目下に使う。

拝承いたしました

「分かりました」の意味で使う言葉には「拝承いたしました」もありますが、これは二重敬語ではないかと言われることが多い言葉です。

しかしながら「拝承」は「承知」や「聞く」の謙り言葉というだけであって謙譲語ではないため、二重敬語の扱いにはなりません。謙譲語で「聞く」は「伺う」であり「聞くの謙譲語=拝承」ではないため「拝承いたしました」は二重敬語にならず、状況に合わせて問題なく使用できます。

「分かりました」を敬語で使う!使用例のご紹介

では、実際に「分かりました」を使用するシーンをイメージしてみましょう。シーン別で使う「分かりました」の表現についてお伝えします。

ビジネス

ビジネスシーンでは言葉遣いも重視されますが、このシーンで「分かりました」は使ってはいけません。「分かりました」は友人間・家族間・恋人間などビジネスシーン以外で関わる人に対して使用することが正しく、ビジネスシーンでは「承知いたしました」や「かしこましました」が適します。

「分かりました」の最も堅い言い方は「かしこましました」だと言われているため、ビジネスシーンでは「かしこましました」で「分かりました」を示せば問題ないでしょう。ただし「かしこましました」は部下など目下の立場にある人には使わないため、立場を問わず使える「承知いたしました」が最も無難です。

メール

メールでは「拝承いたしました」が用いられることが多いとされます。拝承(はいしょう)には「謹んで承る」という意味がありますので「拝承いたしました」は「メールの内容をちゃんと聞き受けた」という意味を持ちます。

「謹んで」は「相手への敬意を示す」言葉であり「承る」は「謹んで聞くこと」です。「拝承いたしました」は、相手を上にしながら承諾したことを示す際に用いる言葉です。

しかしながら「拝承いたしました」の「拝承」と「いたす」は二重敬語ではないかと、疑問になる人も少なくありません。拝承の意味は「聞くを謙った語」なので、二重敬語と捉えられてしまってもおかしくはありませんが「拝承いたしました」は二重敬語ではない言葉です。

拝承は「聞く」の謙譲語と言われることもありますが、謙譲語ではなくて単に謙る言葉というだけです。謙譲語において「聞く」は「伺う」と言うため、拝承は謙譲語ではありません。そのため「する」の謙譲語「いたす」が同じ文に用いられていても、二重敬語にはなりません。

電話

「分かりました」でも良い時はありますが、堅くしたのであれば「承知いたしました」や「かしこましました」でも良いでしょう。「承知しました」と言う人も多く、日常の中で使用している人もいます。

承知は「分かりました」の敬語と思われがちですが、敬語ではなく堅い言い方なだけです。「かしこましました」は言い慣れないと言いにくい上に、相手にも緊張感を与えてしまうことがあります。「分かりました」はフランクな言い方なので、誰にでも使える堅い言い方の「承知いたしました」が無難でしょう。

就活

就活時にも、言葉遣いは重視されます。ビジネスの項目で説明したように、無難なのは「承知いたしました」ですが「かしこまりました」も状況に応じて、使用した方が良い時もあります。

「かしこまりました」は理解を示すことで、「承知いたしました」は承諾を示す言葉です。面接官から「分かりましたか?」と聞かれた時には「はい」だけでも問題ありませんが「これを持ってきてください」などには文面上または口頭上では「承知いたしました」を使います。「かしこましました」は文面上ではなく、口頭上でのみ使用した方が良いでしょう。

相手別で考える「分かりました」の敬語での言い方

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