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結構ですは敬語として正しいのか・会話内での意味や使い方

初回公開日:2017年11月05日

更新日:2020年08月14日

記載されている内容は2017年11月05日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

結構ですという言葉が、敬語なのか疑問に感じたことはありませんか。疑問に感じたということは、敬語ではないニュアンスを感じるのでしょう。「結構です」という言葉は、丁寧語ですが、注意して使う必要があります。本記事では、使用の注意点と言い換え例をご紹介します。

結構ですは敬語として正しい?

結構ですは敬語として正しいのか・会話内での意味や使い方
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「結構です」は、敬語として使える言葉でしょうか。丁寧な言葉だと感じられますが、断る際に使う言葉としては、語調が強く感じられます。ちょっと突き放したような印象も受けます。

上司や取引先のお客様などの、目上の人からの提案に対して、返事をする場合、「結構です」は使うべきではありません。「結構です」という言葉は、本来、目下の人へ使う言葉です。敬語ですが一番軽めの丁寧語です。少し、そっけない感じがしたり、ぶっきらぼうな印象すら与えてしまいます。上司やお客様に使ってしまうと失礼にあたります。

目上の人に、提案に賛成する旨を伝える場合、正しくは、「問題ございません」を使うのが良いでしょう。

会話内での結構ですの意味と使い方

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「結構です」という言葉だけを聞くと、肯定の意味で使われているのか、否定の意味で使われているのか、わかりません。文章になっていても、読むだけでは、どちらの意味か図りかねる、曖昧さのある言葉です。会話で使う場合は、会話の前後関係や、表情、抑揚などで、肯定か否定か判断がつくこともありますが、どちらに受け取るべきか曖昧なこともあります。

「結構です」を使ったあとは、相手の反応を見て、真意が伝わっているのか怪しい場合は、言葉を追加して、結果が明確にわかるように気を配りましょう。例えば、「結構です。このまま進めてください。」とか、「結構です。必要ありません。」という形で、「結構です」に、真意を明確に表す言葉を追加します。

提案を受け入れることを伝えるとき

対案を受け入れるという、肯定の意味を明確に表示したい場合は、ほんの少し、言葉を足すだけで、「結構です」という言葉が、はっきりとした肯定形になります。例えば、「これで結構です」とか、「そうしていただいて、結構です」といった形で、「結構です」と言っている内容の流れを明確にすると、否定形と間違われずにすみます。

さらに確実な伝え方は、「結構です」の後に、肯定の意味であることを付け加えましょう。「結構です。これで進めてください」とか、「結構です。問題ありません」のように、曖昧な言葉のフォローをしておきましょう。

必要ないことを伝えるとき

否定の意志を伝える場合も、少し言葉を足すことで誤解を免れることができます。例えば、「もう結構です」「それは結構です」と伝えます。明確に否定形になっていて、肯定形ではないかとの誤解を受ける可能性もないでしょう。

人間関係を円滑にすすめるためには、否定の「結構です」を使う前に、断る理由やお詫びを述べるようにしましょう。「すでに購入してしまったので、それは結構です」とか「予定がすでに入っているので、今回は結構です」と伝えます。

その場限りのセールスなど、その後の人間関係まで考える必要がない場合で、断る意志を強く伝えたい場合は、いろいろな気遣いは無用です。断る意志さえ伝われば良いので、肯定の意味への取り違いを防ぐために、むしろ単純に「不要です」「要りません」と伝えるのがベストとも言えます。

肯定か否定かを明確に伝える努力を

「結構です」を使うときに、もっとも気をつけなければいけないのが、肯定の意味で使っているのか、否定の意味で使っているのか、相手に確実に伝えることです。「結構です」を目上の人に使ってしまった、ということは、相手に対して失礼には当たりますが、大問題に発展する危険性は低いと言えます。

しかし、回答の内容が肯定か、否定かを逆に受け止められてしまうと、回答によって発生する結果が、期待したものの真逆になってしまい、大問題となります。例えば、「このような製品はいかがでしょうか」と商品をすすめられて、「結構です」と応えた場合を考えてみてください。

回答者は、「いりません」という意味で「結構です」と応えたのですが、すすめた人は、商品を売りたいという思いもあるので、「いいですね」という意味で受け止めました。ここは、お互いに、真意がどちらであるか、念のための確認をすべきところです。

結構ですが失礼にあたるシーン

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「結構です」は、簡単な丁寧語なので、目上の人に使うのは失礼なことです。丁寧語ではありますが、あくまでも軽いレベルの丁寧語なので、目上の人でなくても関係性を大切にしたい人に使うのは、失礼にあたることがあります。

「結構です」の使用シーンを想像してみましょう。部下から提案を受けたときに、「この提案でいかがでしょうか」と聞かれました。上司が「それで結構です」と回答したら、あなたが部下なら、どのような印象を受けますか。「認めてもらえた」と嬉しくなる人もいるでしょうし、「突き放された」と感じる人もいるのではないでしょうか。

「結構です」には、やんわりやりすごすニュアンスもあるので、たとえ目下の人にであっても、親しい人には使わない方が無難です。冷たい人、親身になってくれない人との誤解を受ける可能性があります。

結構ですと構いませんの違い

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「結構です」も「構いません」も、簡単に言い換えると「いいですよ」になります。ふたつの言葉に、明確に使い方や意味の違いがあるのでしょうか。

「結構です」は、「素晴らしい」「十分な」「満足な」といって意味です。そこから派生して、「同意します」や「許可します」という意味になります。さらに、転じて「これ以上いらない」「不要だ」という意味でも使われています。

「構いません」は、「支障はありません」「問題はありません」という意味になります。そこから派生して、「許可します」や、「了承します」という意味になります。

このように、意味はほとんど一緒ですが、「結構です」は、肯定・否定双方の意味を表すことができることから、使うときに相手に誤解を与えないよう、気をつける必要があります。

目上に対して使えるのは?

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「結構です」は、一応敬語の部類に入ります。敬語の中の、丁寧語にあたります。しかし、尊敬語や謙譲語ではなく、目下に対して使う丁寧語の部類になります。そのため、目上の人に使うと、無礼な印象となります。

それでは「構いません」ならば、目上の人に使うのに適切かと言えば、こちらも不適切です。「結構です」も「構いません」も主体が自分になります。相手の都合をないがしろにしている印象を与えるので、目上の人に使う言葉としては不適切と言えます。

受け入れることや、承諾したという意志を目上の人に伝える場合は、「結構です」ではなく、「承知致しました」や「問題ございません」を使うのが、正しい日本語ということになります。

ビジネスシーンで使えるのは?

「結構です」という言葉は、実際に、ビジネスシーンで多用されています。多用されているからと言って、正しく使われているというわけではありません。本記事の中でも、何度も触れていますが、「結構です」は軽めの丁寧語であり、目下の人に対して使う丁寧語とされています。

ビジネスシーンでお客様相手に「それで、結構です」と言っている人を見かけることもありますが、日本語としては不正解であり、言葉に敏感なお客様であれば、不快な思いをしているはずです。逆に、業者の提案に対して、お客様側が「それで結構です。このまま進めてください」といった使い方をしている場合は、使い方として問題ありません。

「結構です」よりは、「構いません」の方が、より丁寧な言葉として使うことができます。しかし、「構いません」も関心がない・そっけないニュアンスが含まれるため、多用は避けた方が無難です。

結構ですと伝えたいときの言い方

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