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「幸いです」は正しい敬語なのか・類義語・言い換えの方法

初回公開日:2017年12月10日

更新日:2020年06月30日

記載されている内容は2017年12月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

「幸いです」という表現を聞いたことがある人がほとんどでしょう。また、現在、仕事をされている方は頻繁にこの表現をメールなどで見ているかもしれません。でも、この「幸いです」は意外と間違って使われています。そこで今回の記事では「幸いです」について詳しくご紹介します。

「幸いです」は正しい敬語なのか

「幸いです」は正しい敬語なのか・類義語・言い換えの方法
※画像はイメージです

「幸いです」という言葉は、ビジネスや日常では、目上の人などに使ったりします。そして、おそらく、ほとんどの人は「幸いです」という言葉を敬語として使っています。

でも、この「幸いです」は本当に正しい敬語なのでしょうか。実はこの「幸いです」は意外と間違って使われることが多いです。そこで、今回の記事では、この「幸いです」について、詳しくご紹介します。

「幸いです」は敬語としては不十分

「幸いです」というのは相手に対して、これをしてくれたら嬉しいという意味をもちます。ですから、一見、正しい敬語のようにも見えますが実は「幸いです」は敬語としては不十分な言葉になります。

でも、ある言葉を一緒に使うことによって、正しい敬語として使うことができます。正しい使い方は後の記事でご紹介していますので、そちらを参考にしてください。

「幸いです」の類義語

「幸いです」の類義語はいくつかあります。まず「助かります」が類義語になりますが、この表現は「助けて」というような砕けた感じの表現になるので、緊急事態でもないのに目上の人に使うのは失礼になります。

その他には「幸甚です」という類義語があります。「幸甚です」の意味は非常にありがたいですが「幸甚です」という表現は少し硬い印象をもたれてしまうことがあります。

そして、もう1つの類義語が「ありがたく存じます」です。この表現は「幸甚です」と同じ意味をもちますので「幸いです」の類義語として使うなら、この表現がおすすめです。

「幸いです」の言い換え方法

「幸いです」の類義語はご紹介しましたが、それでは「幸いです」の言い換え方法はどのような表現になるのでしょうか。「幸いです」の言い換え方法は、シンプルに「お願い申し上げます」という表現になります。

「お願い申し上げます」は丁寧な表現であり、相手にどうしてもしてほしいことがあるという場合には、伝わりやすいので、この表現で伝えるのがいいでしょう。

「幸いです」の使い方

ここから、「幸いです」は具体的にはどのように使うのかを、手紙の時に使う「幸いです」の例文と、その他の例文を紹介します。

「幸いです」を使った例文の一覧

「幸いです」を使った例文の一覧は以下のようなものになります。幸いです」を使う時は、本当に嬉しい、幸せという時に使いましょう。

<例文一覧>
「本日、お出しさせていただいたケーキですが、お口に合えば幸いです」
「来週までにご返信いただけると幸いです」
「誕生日パーティーにご参加いただければ幸いです」
「今日の夜、相談に乗っていただけますと幸いです」
「面倒なことをお頼みしてすいません。でも、参加していただけたら嬉しいです」
「今日、お教えしたことが、いつか、お役に立つことになれば幸いです」

手紙の時に使う「幸いです」の例文

手紙での「幸いです」の使い方は色々とありますが、今回は旅行のお土産を久しく会っていない知人に送る時に同封する手紙で使用する場合の例として紹介します。自分自身の日常的な近況報告などを加えると、さらに良いでしょう。例文は以下のようなものになります。

<例文>
○○様
今年も厳しい寒さの冬がやって参りましたが、お元気でしょうか。
久しくご無沙汰をいたしまして、誠に申し訳ございません。
本日は○○に旅行に行ってきましたので、本当に気持ちだけですが、お土産を送らせていただきます。
○○の名産だそうで、お口に合えば幸いです。

「幸いです」をビジネスシーンで使う場合

「幸いです」は敬語としては不十分とご紹介しましたが、 実はビジネスの世界では「幸いです」は敬語として使うことが許されています。

しかし、これはあくまでビジネスの世界で、また、主にビジネスメールの中でということになりますので、そのことを覚えておくといいでしょう。また、今から、ビジネスシーンでの「幸いです」の使い方をパターン別の例文で、紹介します。

例文・お客様に対しての応答メール

ビジネスではお客さまに対しての応答メールをするところがたくさんあります。そして、お客さまに対しての応答メールの例文は以下のようなものになります。

<例文>
・お問い合わせをしていただいた件ですが、我が社のHPにて使い方を説明していますので、ご確認いただけますと幸いに存じます

・添付マニュアルで対応できない問題に関しましては、弊社に直接いただけますと幸いです

例文・展示会などのイベントのお知らせメール

ビジネスの世界では企業で色々なイベントが行われることが多いです。招待状を送ったりもしますが、そのイベントに来ていただきたい人にはメールで行われるイベントのことをお知らせしたりもします。

その時によく「幸いです」という表現が使われます。例文は以下のようなものになります。

<例文>
「○月△日に今年、我が社で発売を予定しております商品の展示会が□□会場にて開催されることになりました。ご多忙のこととは存じますが足を運んでいただけましたら幸いです」

例文・見積依頼のメール

ビジネスの世界では見積書の依頼を頼んだり、頼まれたりします。ここでは、見積書依頼をする時に「幸いです」を使った例文をご紹介します。以下がその例文になります。

<例文>
いつもお世話になりありがとうございます。
この度、弊社におきまして、貴社の商品である○○の購入を検討しております。
誠に勝手を申し上げて恐縮ですが、可能でしたら、○○の商品のお見積書を早目にお送りいただければ幸いです。

例文・見積回答のお礼のメール

先程は、見積書依頼のメールで「幸いです」を使う例文をご紹介しましたが、今度は依頼した見積書の回答が返ってきて、その時に送るお礼メールの中で「幸いです」を使う例文をご紹介します。以下が、その例文になります。

<例文>
・いつもお世話になりありがとうございます。
・お見積書のほうを、拝受しました。
・結果につきましては、また、改めてご連絡致します。

ビジネスメールで使い回しができる例文の一覧

ここから、ビジネスメールでよく使われる「幸いです」を使った例文の一覧をご紹介します。ビジネスメールで使い回しができるものばかりですので、ビジネスメールのやり取りがあるという人は参考にしてください。以下が例文の一覧になります。

<例文一覧>
「ご多忙のところ恐縮ですが、ご回答をいただけますと幸いです」
「折り返しお返事をいただけますと幸いです」
「突然のお願いでまことに恐れ入りますが、一度、ご面談の機会をいただければ幸いです」
「お手すきの際にご確認いただけますと幸いです」
「ご一報いただければ幸いです」
「来週の有給休暇について、早目にご認可いただけますと幸いです」
「今回、提案させていただいた企画について、何卒、ご検討いただければ幸いです」
「本日のセミナーの感想、アンケートについて、ご回答いただけますと幸いです」

「幸いです」は目上の人に使える?

冒頭の方でも、ご紹介しましたが「幸いです」は敬語としては不十分になるため「幸いです」だけでは、目上の人に使うのを控える方が良いでしょう。

ただし「存じます」を一緒に使うことにより、敬語として使うことができます。「存じます」は「知っています」の敬語になるので、この言葉を一緒に使うことによって、目上の人に「幸いです」を使っても失礼ではなくなるからです。

「幸いです」の読み方

ここで「幸いです」の読み方についてもご紹介します。「幸いです」の読み方は「さいわいです」と読みます。意味は少しご紹介しましたが、そうしてくれたら嬉しい、ありがたいという意味になります。

「幸いです」を丁寧に言うとどうなるのか

「幸いです」を丁寧に表現すると、「幸いに存じます」や「幸甚に存じます」になります。また、この2つの表現はあまり親しくない人やビジネスの取引相手、そして、目上の人に使うといいでしょう。

「幸いです」の口語・話し言葉

「幸いです」という表現は、口語や話し言葉では使いません。「幸いです」は主にメールや手紙、そして、ダイレクトメールなどの文章中で使います。また、現在ではビジネスメールで使われることが主流でしょう。

「幸いです」は依頼の時につかうのか

「幸いです」は自分が相手に何かをしてほしい時に使う言葉です。ただし「幸いです」は、あくまで、「~してほしい」という曖昧な表現なので、絶対にその依頼をしたいという時には、前の記事でご紹介した「お願い申し上げます」を使う方がいいでしょう

「幸いです」を上手に使って印象をよくする

ビジネス、プライベートともに何かを依頼された時、そのことに対する返事が「解りました」や「承りました」などだけでは、相手にそっけないなという印象をもたれてしまうことがあります。

そういう印象を与えないように「幸いです」を依頼に対しての返事として使えば、いい印象をもってもらえたりもします。

例えば「、解りました」という返事をする時に「お力になれれば幸いです」などの一文を一緒に入れてみましょう。そうすることで、相手にいい方の印象をもってもらえるでしょう。

「幸いです」を使う時の注意点

「幸いです」は自分自身が○○してくれたら嬉しいという意味をもつ表現なので、緊急の依頼や絶対にしてほしいという依頼の場合には「幸いです」という表現は使わないでおきましょう。

こういった場合は、「お願い申し上げます」という表現を使って、必ずしてほしいということを伝えましょう。

また「幸いです」という表現を頻繁に使いすぎても、あまり相手からはいい印象をもたれにくくなったりしますので「幸いです」を使う時は、文章とのバランスを考えて、使うようにしましょう。

言葉の表現を豊富にしよう

言葉づかいが丁寧な人、また、色々な言葉の表現を知っている人は、良い印象を受ける可能性があります。また、色々な言葉を知っているとビジネス、プライベートともに役に立ちます。

だから、まだまだ知らない言葉がたくさんあるという人は、この記事を読んでくださったのを機に、さらに色々な言葉や言葉の使い方を学んでみてはいかがですか。

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