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申し上げるの使い方・例文・謙譲語なのか|感謝/お願い/お詫び

更新日:2020年06月26日

今回は、「申し上げる」の使い方について紹介します。申し上げるは謙譲語に分類されますが、日本語の敬語表現には、謙譲語の他に尊敬語などがあります。よく間違われやすい二つの敬語の違いも含めて、申し上げるの様々な使い方を例文フレーズをもとに紹介していきます。

申し上げるの使い方・例文

申し上げるの「申す」は、「言う」や「話す」の謙譲語です。謙譲語というのは、自分の立場を下に下げることによって、相手の立場を上にあげる敬語です。つまり、主語が自分の場合に、相手が目上の立場の時に主に使う言葉です。

そのため、「社長が申し上げる」といった申し上げるの使い方は誤っていることになります。この場合、社長が主語の場合は、尊敬語の「おっしゃる」や「言われる」を使うのがいいでしょう。その他、「お客様がおっしゃった」というように使うこともできます。

つまり、目上の人へは尊敬語を使い、自分の立場を下げて使う「申し上げる」といったものが、謙譲語であると覚えましょう。

感謝する場合の「申し上げる」

「感謝します」の謙譲語は、「感謝申し上げます」になります。誤った使い方としては、「感謝申し上げてください」といったことや、「感謝申し上げられました」といった使い方があります。

「感謝申し上げます」の他の言い方としては、「感謝いたします」なども、ほぼ同等の意味で使うことができるでしょう。

使用場面の例としては、お礼を述べる場合などは、「ご助力いただいたことに、心より感謝申し上げます。」といった使い方ができます。また、「多くの方のご理解とご協力を頂きましたことに、感謝申し上げます。」といった使い方もできます。

これまでの感謝を伝える場合は、「日頃のご愛好、誠にありがとうございます。これも皆様のお力添えが合ってのものと、心より感謝申し上げます。」といった使い方ができるでしょう。

お願いの場合の「申し上げる」

お願いする場合の申し上げるの使い方は、そのまま「お願い申し上げます」になります。これに似た言葉として、「お願いいたします」があります。この二つの言葉の特徴の違いとしては、イメージの強さが「送り手」にあるか、「受け手」にあるかという違いです。

「送り手」のイメージが強いのが、「お願い申し上げます」という使い方になります。そして、「受け手」のイメージが強いのが「お願いいたします」です。そのため、一般的に受け手にお願いをする場合には、「受け手」重視の「お願いいたします」の方が、印象が良くなるでしょう。

お詫びの場合の「申し上げる」

先ほど、誰かにお願いをする場合は、「お願いいたします」の方が印象が良くなるということでしたが、「申し上げる」を使う場合は、お詫びや、先ほど紹介した御礼の場面で使用するのが好ましいでしょう。

お詫びの場合は、送り手にかかる印象が強いため、「お詫び申し上げます」といった表現で使った場合に、より正しい敬語表現となるでしょう。お詫びの言葉である「ごめんなさい」を申し上げるに言い換えた場合、「申し訳ありません」という言い方もあります。

また、ビジネスでは「心よりお詫び申し上げます」という方が、好んで多用されることがあります。他には、「重ねてお詫び申し上げます」なども使われることが多い表現です。

「次第です」を使った「申し上げる」

「次第です」という言葉自体は、目上の人に対して使う言葉です。申し上げると組み合わせた使い方としては、「申し上げた次第です」といった使われ方があります。また、「申し上げる次第です」といった使われ方もします。

例文としては、「約束に従って、あなたにこの封書をお送り申し上げる次第です。」や「厚く御礼、申し上げる次第であります。」といった使い方ができます。

基本的に、「次第です」という使い方は、先ほどまで話していた内容に付随して使われる言葉のため、単体で使われることはあまりないでしょう。

また、「次第です」という言葉自体が謙譲の意味を込めているため、あまり重々しい表現になり過ぎず、二重敬語にならないよう注意して使用しましょう。

お祝いの場合の「申し上げる」

お祝いに際しての「申し上げる」には、いくつかの使い方があります。「心からお祝い申し上げます」、「心からお喜び申し上げます」といった使い方ができます。

もう少し固い表現でお祝いの言葉を述べる場合、「心からご祝辞申し上げます」や「謹んでお慶び申し上げます」といった使い方があります。

もっと仰々しい言い方の例としては、「皆様の喜びもいかほどかと推察申し上げております」といった言い方もあります。

稟議とは?

稟議の読み方は「りんぎ」であり、よく「稟議にかける」といったように使われます。稟議という言い方は、会社や官公庁などのビジネスの会議の際に使われ、「会議を始める手順を省くために、部下などが案を作成して関係者に回し、承認を求めること」を言います。

「部下など」となっていますが、「偉い人によって行われる会議」に関する事項について稟議が行われる場合が多いです。イメージとしては、重要な書類の認証を係りの者が、お偉い方に承認をもらうようにとり図る、といったことになるでしょう。

申し上げると合わせた言い方としては、「稟議申し上げます」という言い方ができます。他の言い方としては、「稟申いたします」という言い方もできます。

報告する場合の「申し上げる」

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初回公開日:2017年11月07日

記載されている内容は2017年11月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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