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「になります」が間違いの理由|文法・正しい使い方や例文

初回公開日:2017年12月06日

更新日:2020年08月14日

記載されている内容は2017年12月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

「になります」はよく誤用される言葉です。「お返しは500円になります」「こちらご注文のパフェになります」などは間違い。この機会に正しい使い方を確認しておきましょう。「になります」の意味と使い方、言い換え、例文などをご紹介します。

「になります」が使い方で間違っている理由

「になります」が間違いの理由|文法・正しい使い方や例文
※画像はイメージです

「こちらお返しの500円になります」「こちらご注文のいちごパフェになります」など、「になります」という表現はよく使われます。しかし、この表現は文法的には間違いです。

「なります」は「なる」を丁寧に言った言葉です。「なる」は状態の変化を表すのに使います。「さなぎが蝶になる」「子供が大人になる」「水蒸気が雲になる」などが正しい表現です。

「ます」は「なる」を丁寧にするためのものですので、「ます」が付いているからと言って意味は変わりません。

「こちらお返しの500円になります」は、文法どおりの意味でとらえれば、何かが500円に変化するという意味です。

文法・表現

「になります」は、文法自体が間違いと言う訳ではありません。状態の変化を表す言葉として使われる場合は正しい表現にもなり得ます。

「こちらがお手持ちの資料を表にしたものになります」は、資料のデータが表に変化しているため正しい表現です。

「わたくしは勤続八年になります」は、リクルートから少しずつ変化して八年過ぎ、勤続が八年になったと伝えているので正しい表現です。

「こちらがご注文のいちごパフェになります」は、注文がいちごパフェに変化したわけではないために間違いとなります。「お返しの500円になります」も、何かが500円に変わったと言う訳ではないので間違いです。

状況別での「になります」の正しい使い方や例文

「になります」は、間違った使われ方をすることが多いですがすべてが間違いと言う訳ではありません。正しい表現も存在します。

「なります」は「なる」を丁寧に表現した言葉です。「なる」は、何かが変化して別のものになるという意味です。また、時間が経ったことを表すのにも使います。一定の役割を果たしたという意味でも使われます。

「さなぎが蝶になります」「この家に住んで6年になります」「参考になります」「勉強になります」などは正しい表現です。

「なります」を使うのが正しいかどうか分からない場合は「なる」に言い換えて不自然でないかで確認するのもひとつの手です。

「こちらがお返しの500円になります」だとなんとなく間違いでないようにも感じられますが、「こちらがお返しの500円になる」では変だと感じるでしょう。

接客

「すべてのお買い物をこちらのカードで行いますと、三か月で1000円分のポイントが付く計算になります」
「こちらが三か月使用した製品になります」
「こちらはお客様からのご意見を反映してリニューアルした商品になります」
「お客様の笑顔が励みになります」
などは正しい表現です。

会計・レジ

「5000円からお預かりいたしました。こちらお返しの500円になります」はレジでよく使われますが、文法的には間違いです。

「5000円お預かりいたします。こちらから4500円頂戴いたしますので、お返しは500円になります。こちら、お返しの500円でございます」が正しい表現です。

5000円から4500円をもらうと500円になるので「お返しが500円になります」というのは正しいのですが、「こちらお返しの500円になります」と言うと何かが今まさに500円に変わるかのような表現になってしまいます。

「5000円分の買い物をなさいましたら、当店のポイントは500円分になります」は正しい表現です。「1000円の二割引きですので800円になります」も正しい表現です。

論文

数値のデータを表にした。というような場合に「こちらがデータを表にしたものになります」と言うのは正しいです。

長期間の観察の経過の発表で「こちらが三か月分のデータになります。六か月後の分はこちらになります」というように表現するのは正しいです。

メール

「添付しておりますのがご意見を取り入れて作り直した表になります。ご確認くださいませ」
「ご注文をお見積りは5万円になります」
などは正しい表現です。

お世話になります

「になります」が間違いの理由|文法・正しい使い方や例文
※画像はイメージです

「お世話になります」「励みになります」「勉強になります」など、何かの役に立つ、効果がある、という意味でも「なります」は使われます。この意味合いで「なります」が使われるときに誤用されることはほとんどありません。

「そのうちにエコバックを持つのが当たり前になります」「増税されたら煙草を吸う人は少なくなります」など、いずれそうなるだろうという意味でも使われます。これは変化を表す使い方の一例ですが、この意味合いで使われるときに誤用されることもあまりありません。

「になります」との意味の違い

となります

「になります」と「となります」は同じ意味の言葉です。

「こちらがご注文のとおりに改造したバイクになります」と「こちらがご注文のとおりに改造したバイクとなります」は同じ意味です。「さなぎが蝶になります」「さなぎが蝶となります」も同じ意味となります。響きが綺麗な方を使うといいです。

にします

「になります」と「にします」ではニュアンスが違います。

「こちらが数値を表にしたものになります」の場合は、表を自分達が作ったというニュアンスはありません。どこかから持って来たデータであっても不自然ではないです。しかし「こちらの数値を表にしました」では自分達が作ったというニュアンスが強く出ています。

「さなぎが蝶になります」とはいいますが「さなぎを蝶にします」では不自然です。また「勤続八年になります」とはいいますが「勤続八年にします」とはいわないです。

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