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「言う」の謙譲語・古典での尊敬語と例文|尊敬語/丁寧語/敬語

初回公開日:2018年02月22日

更新日:2020年08月14日

記載されている内容は2018年02月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

ビジネスシーンでよく使う謙譲語。その時々で使い方が変わりますので、混乱してしまうことも多いのではないでしょうか。この記事では「言う」の謙譲語の種類や使い方についてご紹介しています。相手に失礼のないような言葉選びをしたいという方、ぜひご覧ください。

「言う」の謙譲語ってなに?

「言う」の謙譲語・古典での尊敬語と例文|尊敬語/丁寧語/敬語
※画像はイメージです

「言う」という言葉は日常的に非常によく使います。普段はあまり気にしなくても、ビジネスシーンとなると先輩や上司、お客様など相手によって丁寧語や謙譲語などと使い分ける事が求められます。相手によって臨機応変に使い方を変える必要があるので、新入社員はもちろんベテラン社員でも混乱してしまうことがあるのではないでしょうか。

今回は「言う」という言葉の尊敬語や丁寧語、謙譲語などといった種類やそれらの使い分けについて、ご紹介とご説明をしていきます。

尊敬語

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尊敬語とは「相手への敬意を表すもの」で、相手の動作などを高めるために使用する言葉です。「言う」の尊敬語の基本的なものとして「おっしゃる」「言われる」というものがあります。

「お客様のおっしゃるとおりです」
「部長の言われるとおりです」

このように、上司やお客様といった目上の人が「言う」場合にはこれらを使いましょう。

「部長の○○さんがおしゃっていましたので」

社内での会話でしたら問題ありませんが、社外の方との会話の場合はNGです。まず社外の方に対し社内の人の名前は基本的に呼び捨てにします。この場合は「部長の○○」と言います。さらに社内の部長と社外の方でしたら、社外の方の方が上位になります。そのため「おっしゃっていました」は誤りとなります。正しくは「申しておりました」となります。

丁寧語

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丁寧語は普段の言葉からあまり変化しないことが多いです。そのため、誤って使用してしまうことも多くなります。

基本的には語尾が「ですます調」になっているものが丁寧語になります。つまり、「言う」の丁寧語は「言います」です。自社内で上司や先輩など、比較的近しい間柄の人に「言う」場合には「言います」でよいでしょう。

「上司に言います」
「先輩に言います」

上司も先輩も自分より目上の人ではあるので、謙譲語を使うのも誤りではありません。しかし隣の席に座り、同じ部署で同じプロジェクトに関わっている先輩に「言う」の謙譲語で「申し上げます」と言うのはいささか堅苦しい感じがします。

同じ部署やプロジェクトチームなど近しいの人に対しては、あまり堅苦しくしない方が円滑にコミュニケーションを取ることができるでしょう。

敬語を重ねないように注意

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尊敬語や丁寧語、謙譲語を使い分ける上で難しいのは、敬語を重ねてしまうこと、いわゆる「二重敬語」にならないよう注意しなければならないことです。

「部長がおっしゃられている」

このように「おっしゃる」という尊敬語と「られる」という尊敬語の2つが使用するのは誤りです。目上の方と言えども、使う尊敬語は1つで十分です。

古典での「言う」の謙譲語

「言う」の謙譲語・古典での尊敬語と例文|尊敬語/丁寧語/敬語
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続いて古典における「言う」の謙譲語をご紹介します。

現代ではなかなか使わないものや、使い方が違うものがありますので、古典を勉強した際に苦労した方も多いのではないでしょうか。

「聞こゆ」「聞こえさす」「申す」

古典における「聞こゆ」「聞こえさす」「申す」はどれも「言う」の謙譲語にあたります。
「聞こゆ」には現代語と同じように「聞こえる」という意味もありますが、前後の文章や主語によっては「言う」の謙譲語になります。

天皇に対する「言う」

古典において最も敬われている人物、それは天皇です。

現代の日本で普通に暮らしている人にとっては全く別世界に生きている相手ですので、意識したことがない人がほとんどでしょう。しかし古典の多くは当時の朝廷を舞台にしており、現代よりも天皇の存在がはるかに身近に感じられます。

そこで古典では、天皇に対しては特別な謙譲語を使用しています。天皇に何か「言う」場合には「奏する」という表現を使用します。因みに、現代においても天皇に何か「言う」場合には「奏上する」という謙譲語が使用されます。普段使うことがないので、耳慣れない言葉です。

皇太子や皇后に対する「言う」

現代では皇族全体に対して謙譲語が使用されますが、古典においては天皇とその他の皇太子や皇后などの皇族への謙譲語を区別しています。

天皇に対する「言う」は「奏す」でしたが、皇太子や皇后、上皇に対して「言う」場合は「啓す」を使用します。しかし上皇に関しては元天皇にという立場なので、「奏す」を使用している場合もあります。

「言う」の謙譲語は複数ある?

「言う」の謙譲語・古典での尊敬語と例文|尊敬語/丁寧語/敬語
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謙譲語には「謙譲語Ⅰ」と謙譲語Ⅱ」という分類があります。「謙譲語Ⅰ」は相手の行動や物事に対して敬意を表しすことを指し、対する「謙譲語Ⅱ」は聞き手に対して自分の行動や物事について丁寧に表現することを指します。

「言う」の謙譲語を分類するとこうなります。

「謙譲語Ⅰ」→申し上げる
「謙譲語Ⅱ」→申す、述べる

それぞれどのように使用するのか、ご説明をしていきます。

申す

Latests