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「あなたの会社」の敬語表現・使い方と例文・別の敬語表現例

初回公開日:2018年03月23日

更新日:2020年08月14日

記載されている内容は2018年03月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

先方の会社のことを言う時、皆さんは「あなたの会社」と言っていませんか。「あなたの会社」は丁寧な響きを与えますが、ビジネスにおいては正しい敬語表現とは言えません。では、何と言ったらいいのでしょうか。今回は、敬語の基本とあなたの会社の敬語表現についてご説明します。

正しい敬語を使えてる?

ビジネスの場面や目上の人との会話で敬語を使う機会は多々ありますが、皆さんは正しい敬語を使えていますか。社会人ともなれば、敬語を使えることは当たり前と認識され、誤った使い方をしているとそれだけで印象が悪くなってしまします。相手を不快な気持ちにしてしまうこともあり、その結果、相手との関係が悪くなることも少なくはありません。

本来、敬語とは敬う心から使われるもの。相手を尊重するために使用した敬語が、真逆の効果を得てしまっては意味がありません。お互いに尊重し合える関係を築くためにも、正しい敬語を身につける必要があります。

本記事では、敬語の基本とビジネスでも良く使用される「会社」という単語、特に「あなたの会社」についてご説明いたします。間違った敬語を使用して失敗をする前に、敬語について勉強をしてみませんか。本記事が正しい敬語表現を身につけるための一助となれば幸いです。

敬語の基本を身につけよう!

敬語を使って会話をする時、あなたは自信を持って話していますか。それとも「この敬語、あっているかな」と、不安になりながら話していますか。

実は、自分の敬語力に自信を持っている人は意外と少なく、学生時代に習ったことがある方でも正しい敬語か不安になりながら話しているそうです。では一体、どうしたら自分の敬語力に自信を持てるようになるのでしょうか。

答えは簡単です。敬語の基本をしっかり学びましょう。敬語に対して苦手意識がある人は、敬語の基本が曖昧となっている可能性が高いそうです。基本を身につけることで二重敬語や過剰敬語、若者言葉などの間違いも防ぐことができるようになります。

敬語は、種類と場面ごとの使い分けを身につけてしまえば、応用は比較的容易だと言われています。この機会にもう一度、敬語の基本について見つめなおしてみませんか。

敬語の種類について知ってる?

敬語は、尊敬語・謙譲語・丁寧語の3種類に分けられると学生時代に習った方も多いのではないでしょうか。しかし、2007年に発表された文化庁の文化審議会答申「敬語の指針」では、尊敬語・謙譲語Ⅰ・謙譲語Ⅱ(丁重語)・丁寧語・美化語の5つに分けられています。詳しくは下記の表をご覧ください。

丁寧語や美化語は比較的容易に使用できる敬語ですが、尊敬語や謙譲語と比べると敬意が高くありません。したがって、友人相手や初対面の人との会話では好まれますが、相手が先輩や上司のように目上の人にあたる場合には、尊敬語や謙譲語を使用した方がいいです。

また、表には記載していませんが動詞に「れる・られる」を付けた敬語もあります。「言われる」や「食べられる」などです。これらも尊敬語に分類されますが、「おっしゃる」や「召し上がる」のように専用の言い換え語がある場合は、言い換え語を使った方がより敬意を表せます。

敬語の種類意味
尊敬語相手側の動作や状況などに関して、相手側を高めて話す言葉。「(相手側が)おっしゃる」や「(相手側が)いらっしゃる」が当てはまる。
謙譲語Ⅰ自分側の動作や状況などに関して、自分側がへりくだることで、相手側を高めて話す言葉。「(自分側が相手側へ)うかがう」や「(自分側が相手側に)お目にかかる」が当てはまる。
謙譲語Ⅱ(丁重語)自分側の動作や状況などに関して、相手側に丁重に話す言葉。直接相手側に働きかけるものではなく、謙譲語Ⅰのように相手を立てる効果はない。「(自分側が)申します」や「(自分側が)参ります」などが当てはまる。
丁寧語相手側に対して丁寧に話す言葉。「~です」「~ます」「~でございます」などが当てはまる。
美化語物事を美化して話す言葉。お茶碗やご本など、「お」や「ご」を単語の頭につけて話す言葉が当てはまる。

尊敬語と謙譲語の違いは分かる?

尊敬語と謙譲語はどちらも立てる語になりますが、主語によって使い分けられます。主語が「相手側」である場合は「尊敬語」を使用し、「自分側」である場合には「謙譲語」が使用されます。とても重要なことなのでしっかりと頭に入れましょう。

この自分側・相手側には、それぞれに関係する身内も含みます。したがって、自分の家族が明日来ることを伝える時は「謙譲語」を、部長の家族が明日来るかを尋ねる時は「尊敬語」を使用します。

しかし、ビジネスの場面においては、社外の人を「相手側」に置き、自分の会社の人は「自分側」に置きます。同じ人物が主語でも、誰と話すかで使う敬語が変わるので見極めが大切です。

下記に掲載している尊敬語・謙譲語は、使う場面も使られる場面も多い敬語になります。最低限、覚えるようにしましょう。

基本尊敬語謙譲語Ⅰ・Ⅱ
会うお会いになるお目にかかる・お会いする
行く・来るいらっしゃる・おいでになる・お見えになる・お越しになる・お出かけになるうかがう・参上する・参る
いるいらっしゃる・おいでになるおる
聞くお聞きになる拝聴する・承る・うかがう・お聞きする
言うおっしゃる申し上げる・申す
思うお思いになる存じる
知るご存じ存じ上げる・存じる
するなさるいたす
尋ねるお尋ねになるうかがう・お尋ねする・お聞きする
食べる・飲む召し上がるいただく・頂戴する
見るご覧になる拝見する
読むお読みになる拝読する

言い換え語以外の敬語表現を知ってる?

敬語表現に「お~になる」や「お~する」というものがあります。例えば「お会いになる」や「お会いする」などです。どちらも「会う」という動詞に「お」をつけた言葉ですが、全く別の敬語になります。意味合いも異なるので、しっかりとポイントを押さえるようにしましょう。

「お~になる」とは尊敬語の表現の仕方になります。「部長は、○○さんともうお会いになりましたか」というように、相手の動作に対して言う時に使います。

一方、「お~する」は謙譲語の表現の仕方になります。「私は、○○さんとは昨日お会いしました」というに、自分の動作に対して言う時に使います。

よく、「部長は、○○さんとはもうお会いしましたか」というような表現をする方もいらっしゃいますが、この表現では相手の動作に対して謙譲語を使っていることになります。謙譲語は自分側に対して使う敬語なので、誤った使い方をしていることになります。

敬語の接頭語・接尾語は知ってる?

敬語の接頭語の代表的なものに「お」と「ご」がありますが、同じように敬意を表す漢字をつけることで漢語の敬語として使われる単語があります。敬意を表す漢字もやはり尊敬語・謙譲語で異なってきますので、それぞれについてご紹介します。

まず、尊敬の意を表す漢字には「御」「貴」「尊」「賢」「高」「令」「芳」「玉」などが挙げられます。「御足労」「貴社」「尊顔」「賢兄」というような使われ方をしており、特に「御」と「貴」は良く使用されています。

次に、謙譲の意を表す漢字ですが「拙」「弊」「小」「愚」「排」「謹」「薄」「寸」「粗」「卑」などが挙げられます。「拙者」「弊社」「小社」というような使われ方をしています。

接頭語以外にも敬意を表すものがあります。接尾語です。接尾語は単語の下につく語のことで、尊敬語の場合は人名や役職名の下に「様」や「御」などをつけます。謙譲語の場合には「共」や「め」などを使います。

「お」と「ご」の使い分け方は?

接頭語として「お」や「ご」を使用すると丁寧な表現になりますが、中には「お」や「ご」をつけることで違和感の残る言葉になることもあり、すべての単語につけていいものではありません。では一体、どんな単語に使えてどんな単語には使えないのでしょうか。

一般的には「お」は和語に、「ご」は漢語につけ、外来語にはどちらもつけません。和語には「戻り」「疲れ」「帰り」などが当てはまり、漢語には「挨拶」「案内」「健勝」のような言葉が当てはまります。

しかし、和語でも「ご」がつくものや、漢語でも「お」がつくものもあります。例えば「ごゆっくり」や「お食事」などです。また、「お返事」や「ご返事」のように両方使える言葉もあります。

どちらかといえば「お」の方がやわらかい印象を与え、「ご」はより改まった響きになります。どちらか迷った場合は、どんな場面で使うかを考えると使い分けやすくなるでしょう。

改まり語って何?

外来語以外にも「お」や「ご」がつけられないものがあります。例えば「この間」という単語。「この間」には「お」も「ご」もつけることができませんが、「先日」のように改まった表現に言い換えることはできます。改まり語とは「先日」のような言葉のことです。

改まり語には「本日」「明日(みょうにち)」「後ほど」など時間を指す言葉や「たいへん」「少々」など程度を表す言葉、「あちら」「そちら」など人やモノ、場所を指す言葉があります。ビジネスの場面でも使う言葉なので覚えるようにしましょう。

「あなたの会社」の敬語表現について教えて!

ビジネスの場面で相手の会社を指す言葉を使わなければいけない時があります。例えば、電話で訪問することを伝えるとき「本日15時ごろ、あなたの会社にうかがいます」とは言いません。なぜならば、「あなたの会社」の「あなた」という単語は丁寧な印象を与えますが、現在では同等以下の人に向けて使われる言葉だからです。

では、「あなたの会社」はどのような言い換え方があるのでしょうか。ここからは会社、特に「あなたの会社」についてご説明いたします。

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