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「申し訳ない」の敬語の敬語・類語・使い方・例文|ビジネス

初回公開日:2018年10月23日

更新日:2018年10月23日

記載されている内容は2018年10月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

どんなに優秀なビジネスマンでもいつかは必要になるのが謝罪の言葉です。どんな人でもミスはします。問われるのはその時の対処です。まず一言目にどんな言葉を発するのか、相手は見ています。普段何気なく使っている謝罪の言葉を改めて考えてみましょう。

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「申し訳ない」の敬語

ビジネスシーンやプライベートでも使われている「申し訳ない」という言葉の意味について考えます。

「申し訳」の意味は「自分のとった行動について相手に理由を説明すること」「言い訳」「弁明」です。そして「申し訳ない」の意味は「相手にすまない気持ちで、弁明のしようがない」「たいへんすまない」など相手に詫びるときに使います。

そんな「申し訳ない」の敬語にすると単純に考えると「申し訳ない」に丁寧語の「です」を足して「申し訳ないです」となります。丁寧な表現ですので目上の人にも使えます。

しかしビジネスシーンでこの表現は軽く聞こえてしまい謝罪に誠意が感じられないためふさわしくありません。

敬語表現でビジネスシーンで使えるものとしては「申し訳ない」に「思う」の謙譲語「存ずる」をつけて「申し訳なく存じます」など用いるのが適切です。

「申し訳ない」の敬語の類語

「申し訳なく存じます」の他に「申し訳ない」の敬語にはどんな種類があるのでしょうか。

「申し訳ない限りです」

「非常に申し訳ない」という意味です。「限り」とは「非常に○○だ」という意味です。すまないという気持ちを非常に協調しているため、ビジネスシーンでも使うことができます。

「申し訳ないことです」

「申し訳ない」は形容詞です。形容詞は字のごとく他の名詞を修飾する役割があるので、「こと」という名詞を修飾させて、「申し訳ないことです」という表現にもできます。

しかし人によっては回りくどいと感じたり、違和感があるように感じることもあるので、時と場合によって使い分ける必要があります。ビジネスシーンで目上の方に使うには適しています。

「申し訳ない」の間違った使い方

「申し訳ない」の間違った使い方をご紹介します。

「申し訳ございません」

「申し訳ない」の敬語を「申し訳ございません」と思う方も多いのですが、国語的には間違っています。「申し訳ない」は形容詞ですので、名詞として使うことはできません。

「申し訳ございません」では「申し訳ない」という形容詞に動詞の「ある」の否定表現「ない」の丁寧語「ございません」がついた形になってしまいます。

接客のシーンでは「申し訳ございません」と良く聞きますし、違和感なくお使いになる方が多いです。しかし国語的には間違いです。

似た事例では「とんでもございません」があります。こちらも「とんでもない」は形容詞ですので敬語にしても「ございません」という謙譲語はつきません。正しくは「とんでもないことでございます」です。

以上のことから「申し訳ございません」という使い方は間違いです。

「申し訳ない」の敬語の使い方

実際に「申し訳ない」を敬語として使ってみます。

メール

ビジネスシーンでなくてはならなくなったメールですが、文字でしか伝えることができない上にいつまでも残ってしまいます。だからこそ失礼なくきちんと謝罪の意を伝えましょう。

メールでは「申し訳なく存じます」とだけ書いてしまっては「なんだかあっさりしているな。本当に反省しているかあやしいぞ。」と良くない印象をもたれてしまいます。

そこで、「お詫びの申し上げようもございませんが、心より申し訳なく存じます」や「多大な迷惑をおかけして、心から申し訳なく存じます」としましょう。「本当に申し訳ないと伝わる一言」を付けたすことが必須です。

電話

電話で謝罪というのは緊張します。電話は顔が見えない分、声色や言い回し次第では怒りを増長させてしまったり、トラブルに発展することもあります。そんな電話で「申し訳ない」ことを上手く伝える方法は、こちらもきちんと使うことと誠意をまっすぐ伝えることです。

「申し訳ないことでございます」も「申し訳なく存じます」も聞いただけでは「反省してる」「申し訳ない」という気持ちは伝わりにくいです。これらは正しい敬語の限界です。

では正しい敬語を使いながら、「申し訳ない」気持ちを伝える表現についてです。「ご迷惑をおかけしてしまい申し訳ないことでございます。」「不快な思いをさせてしまい、申し訳なく存じます」というように、具体的に何が申し訳ないのかということがはっきりわかる言葉を付け加えることです。

ただただ「申し訳ないことでございます」「申し訳なく存じます」と繰り返しているだけでは余計に怒らせてしまいます。

ビジネス

ビジネスシーンでは正しい敬語を使っていることは必須です。しかしビジネスマナーや営業先での立ち居振る舞いの研修に力を入れていても、敬語の研修に力を入れているということはあまりありません。

敬語は日本語ですからそこまで難しくなくできるようになるとき認識があります。しかし敬語は本当に難しく、そしてどんどん間違った敬語が伝わってしまっているため、正しい敬語の方が違和感を覚えられたり、回りくどく感じてしまわれたりします。

だからこそわかる人にはわかるので、きちんとした敬語が伝わりやすくなる方法を考えることが大切です。

「申し訳ない」の敬語の例文

状況別に「申し訳ない」の敬語の例文を考えます。

急がせて

相手を急がせてしまったことを詫びるときは、「急がせてしまい申し訳ないことでございます」と先に付け加えるのが適切です。他には「急がせてしまい申し訳ない限りでございます」というようにさらに丁寧な敬語表現も印象が良いです。

またこの「急がせてしまい申し訳ないことでございます」「急がせてしまい申し訳ない限りでございます」という敬語表現を使うときは、その後に「お早めにお願いします」といった「どうしてほしいのか」を丁寧な言葉で付け加えるとさらに好印象です。

結局どうしてほしいのか分からず、敬語とはいえただ急ぐよう催促されたとなれば印象は良くありません。

恐縮

「恐縮」という言葉の意味は「身も縮まるほど恐れ入ること」で、相手へ感謝する気持ちや迷惑をかけて申し訳ないという気持ちを表現する敬語表現として使われます。
 
こちらに似た言葉で「恐れ入ります」という言葉があります。こちらは相手に何か依頼するときやお手数をかけてしまい申し訳ないという気持ちを表現する敬語表現として使われます。接遇表現ではクッション言葉とも言われています。

つまり、「恐縮」という言葉はビジネスシーンや接客のシーンで見聞きすることの多い表現です。

恐縮と申し訳ないの違い

「恐縮」と「申し訳ない」の違いは「誰に対して使うのか」ということです。「恐縮は「相手へ」感謝する気持ちや迷惑を申し訳ないという気持ちを表現するときに使うことに対して使います。

それに対して「申し訳ない」は自分のとった行動について相手へのすまない気持ちを表現するときに使うことです。つまり、「恐縮」と「申し訳ない」の違いは相手なのか自分なのかというところにポイントがあります。

恐縮の使い方

恐縮の使い方としては「お忙しいところ、お越し頂きまして恐縮でございます」や「お褒めいただき恐縮でございます」です。

「お忙しいところ、お越し頂きまして恐縮でございます」については、忙しいのに来てもらったことへの感謝とすまないという気持ちが表現されています。「お褒めいただき恐縮でございます」には褒めてもらったことへの感謝が表現されています。

相手の行動について、「どの点に感謝しているのか」きちんと伝わるように、使いましょう。

理解して「申し訳ない」を使いましょう

「申し訳ない」という一つの言葉でたくさん学ぶことがあります。今回はその中でも一部に絞っています。本来謝罪は誠意が伝われば間違いありません。

しかし、その誠意が言葉一つで伝わらなかったり、それどころか相手を余計に怒らせてしまいさらなるトラブルに発展したりします。

特にきちんと日本語を学んでいる人にとっては敬語の間違いや言葉の国語的な間違いはとても気になります。だからこそきちんと理解して使うことが大切です。

イギリスではいまだに話し言葉で職業がわかるといわれています。ほんの一言で自分が判断される、それはあまりに残念です。

言葉は生き物で敬語表現は日々変わっていくということから、コンビニ敬語と呼ばれる本来なら間違いとされていた言葉も浸透し、そちらが正しいと変わったものもあります。だからこそ正しい言葉を学び理解して使いましょう。

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