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「お越しください」の意味と正しい使い方は?

更新日:2020年07月17日

ビジネスでもよく使われている敬語の「お越しください」ですが、あなたは正しい使い方を知っていますか?この記事では、「お越しください」の意味や使い方、類語についてご説明しています。働いてる方にとっては絶対に身につけておきたい内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。

「いらっしゃる」は「行く」「来る」「いる」の3つの意味をもった敬語になるため、文章によってはどの意味なのか分かりにくい時があります。

たとえば、「社長室にいらっしゃってください」の文だけ見てみると、「社長室に行って(来て)ください」なのか「社長室の中にいてください」なのかいまいちハッキリしません。こういう場合には、できるだけ他の表現をするようにしましょう。

行って(来て)ほしいのであれば「お越しください」の表現の方が分かりやすいですし、いてほしいのであれば「社長室の中でお待ちください」だと意味は明確です。

以上のように、どの意味の「いらっしゃる」なのかハッキリしない場合は、別の表現をするようにしてください。

「おいでになりませんか?」

「おいでになる」も「行く」「来る」の尊敬語で、これに勧誘の意味として使われる「しませんか?」がくっついた表現になります。つまり「行きませんか?」「来ませんか?」と誘う表現をしているのが「おいでになりませんか?」です。

「次の休日、我が家へおいでになりませんか?」「明日もこのお店においでになりませんか?」などが例文として挙げられますが、疑問形にしていることで、物腰やわらかな丁寧な印象を受けます。より丁寧な表現にしたいなら、疑問形を用いてみましょう。

丁寧さを追求するなら疑問形にしてみよう!

上述したように、疑問形にするとより丁寧です。これは、「~してください」の表現より強制力はなく、相手に判断を委ねる形になっているので物腰やわらかな感じを受けるからです。

ですので、「お越しください」も「お越しくださいますか?」や「お越しいただけますか?」、「いらっしゃってください」も「いらしてくださいませんか?」「いらしていただけますか?」などと疑問形で表現することができます。

「~していただく」という表現は、「くれる」「もらう」の謙譲語です。謙譲語とは自分を下にしてへりくだった敬語ですので、より丁寧な敬語表現をしたいなら「お越しいただけませんか?」「いらしていただけませんか?」を使いましょう。

「お越しください」のビジネスでの使い方

ビジネスシーンにおいても「お越しください」はよく使われる言葉です。顧客や取引先企業などに「~に来て(行って)ほしい」と伝える際に必須の言葉になります。

これまで説明してきたような、「お越しください」「お越しになってください」「いらっしゃってください」「お越しいただけますか?」「いらっしゃっていただけませんか?」などを使っても大丈夫です。これらは全て「来て(行って)ほしい」という意味の敬語になるので、目上の方(顧客や取引先企業など)に対して使うのは何ら問題ありません。

似た表現の「お立ち寄りください」

「来てほしい」の意味としても使われている、よく似た表現の「お立ち寄りください」ですが、若干ニュアンスが異なります。

「お立ち寄りください」は「できれば寄ってください」「時間があれば寄ってください」「何かのついでにでも寄ってください」というニュアンスを含んでいるため、「時間がなかったら寄らなくていい」「その近くに行く用事はないから行かなくていい」と捉えられることもあります。

ですので、「絶対に来てほしい」という意味合いを含みたい場合は、「お越しください」などの「お立ち寄りください」以外の別の表現にしましょう。

「来た」という意味の「お見えになる」

「行く」と「来る」の両方の意味を持つ「お越しください」ですが、「来る」という意味で使われる別の表現は「お見えになる」があります。「お越し」が「来る」の意味で使われてるのに対し、「お見え」は「(人を)見る=会う」から意訳して「来る」として使われます。

以上のことから、たとえば「○○さまがお見えになりました」や「担当者の○○さまは何時ごろお見えになるでしょうか?」は「○○さまが来ました」「担当者○○さまは何時ぐらいに来ますか?」という意味になります。

二重敬語にならないように気をつけよう!

「お越しください」について説明しました。それではこの記事の内容をまとめます。

「行ってください」「来てください」の敬語「お越しください」は、目上の方に対してのみ使われます。特にビジネスにおいては、取引先企業やお客さま、顧客に対して用いる敬語です。

「お越しください」以外にも「お越しになってください」や「いらっしゃってください」「おいでになりませんか?」など、同じ意味を持った別の敬語表現ができます。もし、もっと丁寧な言い方をしたいのなら、「お越しいただけませんか?」などと疑問形を用いてください。

ただし、二重敬語には十分に注意して下さい。「お越しになられる」「おいでになられる」などは二重敬語になるため、不適切な表現です。二重敬語は人によっては良くない印象を持ってしまいますので、二重敬語にならないよう普段から適切な使い方を心がけてください。

初回公開日:2018年07月28日

記載されている内容は2018年07月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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