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「了承しました」の意味と正しい使い方は?

更新日:2020年07月17日

皆さんこんにちは、今回は「了承しました」の意味と使い方・敬語表現・ビジネスメールでの正しい表現法と題して、「了承しました」という言葉の詳細な意味や正しい使い方、またビジネスメールで使う際の正確な用法についてご紹介します。ぜひ「お役立ち情報」にして下さい。

「了承」の意味

「了承」という言葉の意味は「相手の要求や申し出を受け、それを納得して承認すること」を言い、よく連絡交換や商売の取り引きなどで使われる常用語に認められます。その相手からの申し出を受け、その後には「要求された内容や規定」に沿う形で対応し、相手のニーズや課題を何らかの形で解決に導くケースもよくあります。

しかし「了承」という言葉の本来の意味合いは「相手の事情を汲んだ上で、その内容・要求を納得すること」にあり、原則的に言えば「その後の対応や課題解決にまで力量を示す働き」は含まれません。つまり、相手の要求や申し出を受けて、その内容を納得すれば「了承すること」の意味は完遂されます。

「了承しました」という場合は、上記によって「相手の申し出を受けた上でその内容に納得し、その時点で相手と受け手側との連絡交換が終了すること」をピンポイントで指します。

「了承」という言葉の成り立ち

「了承」の「了(りょう)」という字には「終わる」、「終える」、「しまう」、「結局」、「ついに」、「悟る」などの意味合いがあり、これらの加えて「明らか」という意味も備わります。また「承(しょう)」という字には、「受け継ぐ」、「受ける(承ける)」、「受け入れる」などの意味があり、何らかの外部の情報を受け取ることを言います。

つまり「了承」という言葉の意味には、「外部からきた情報を受け入れ終える」、「情報を悟る(覚る)」などの意味合いがあり、その直接的な意味としては「外部からの情報を受容し終えて、その内容を覚えておく」という内容になります。

こうした言葉自体の意味合いを眺めてみると、「了承」という言葉には先述でご紹介しましたように、「相手の要求や申し出」を「外部からの情報」として想定でき、その「情報」を納得のいく形で受容し終えたという意味合いが比較的はっきりとわかってきます。

「了承しました」の意味と使い方

「了承しました」という言葉は、主にビジネス用語としてよく見られており、商業的な取り引きをはじめ社内での連絡交換時に使う言葉にも多く認められます。「了承しました」という言葉は、何らかの依頼を受けたときに各部署において「その申し出・要求の内容を受容しました」という旨を直接的に伝える際に用いられます。

そしてこの「了承しました」という言葉は特に、「目上の人が目下の人に対して使う言葉」として認められ、「その申し入れを受け取りました」または「その要求を一応は確認しました」などという意味合いで使われます。つまりここでは「了承しました」という言葉の「承」の意味にある「受け入れる」という意味合いが強く反映されます。

・○○企画案について了承しました。
・起案書の内容を了承しました。
・要求については了承しました。

このように「受容」の形で使われます。

「了承しました」の敬語表現の使い方

日本語に限らず言葉というのは「実際に使って覚えること」が大切で、その実践的な言葉の覚え方が、後で必ず「その言葉を自分の言葉・表現にする力」として認められます。この「了承しました」という言葉もその実践的な学習方法をもって、ぜひ「自分の言葉・表現」として覚えてみましょう。

「了承しました」や「了解しました」や「承諾しました」など、「了承」という言葉にはその他にも、いろいろな同義語に近い言葉の群が多々あります。それらの「意味や用例の似寄った言葉や表現」をしっかり区別するためにも、この「実践的な言葉の覚え方」をすることはとても有意義な覚え方になります。

謙譲語での「了承しました」の表現

謙譲語というのは「相手と自分の立場や関係性を問わず、話者が自発的にその立場や姿勢を低めて相手に敬意を示す敬語表現」を意味し、その敬語表現の用例にしたがってこの「了承しました」という言い方も変える必要があります。

・承りました。
・了承させていただきます。
・了承を得させていただきました。
・ご確認させていただきました。
・賜りました。
・拝読させていただきました。
・受理させていただきました。
・ご承認させていただきました。
・ご承諾させていただきました。

このように「了承しました」という旨を相手に伝える場合がありますが、一般的な謙譲語による敬語表現をする場合には「ご承認」や「受理」という言葉はこの場合使わず、「ご確認」や「承る」という言い方が多く見られます。

尊敬語での「了承しました」の表現

尊敬語というのは「ビジネス上では目上の人や立場が上位にある人、プライベートでは年輩に当たる人などに対し、その相手への敬意を示す際に用いられる一般的な敬語表現」を意味し、「了承しました」と言う場合にも謙譲語と同じく、尊敬語の表現として見合う形に変換して表現しなければなりません。

・かしこまりました。
・承ります。
・お引き受けさせていただきます。
・ご確認させていただきます。
・拝読させていただきます。
・ご連絡をいただき、誠に感謝申し上げます。

尊敬語表現の場合において「了承しました」と言う場合には、特に目下の人が目上の人から「情報を受け取る姿勢」になるため、「○○させていただきます」という文体・表現になるのが一般的です。「了承しました」という旨を伝える場合は、尊敬語と謙譲語の区別はほとんどなく、「連絡を受理する姿勢」を相手に敬意をもって示すことが大切になります。

丁寧語での「了承しました」の表現

丁寧語というのは「相手と自分の立場や関係性を問わず、不特定多数の人に公示する敬語表現」を意味し、尊敬語でも謙譲語でも同じく見られる「丁寧な言葉遣い」に見られる当たり障りのない敬語表現として認められます。「了承しました」という旨を伝える場合、丁寧語の使い方はごく一般的な用例に見られます。

・了承しました。
・承りました。
・ご確認させていただきました。
・拝読させていただきました。
・ご承諾させていただきました。
・ご連絡を下さり、誠に感謝申し上げます。
・ご承知させていただきます。
・了解いたしました。

このように、一般的な報知やサイトでの宣伝文句に見られる「です・ます口調」の表現となります。しかしこの場合でも、「了承しました」という旨を伝える際には「承諾」や「承知」という表現はあまりされません。特に改まった場面や、話者と相手が特別な信頼関係にある場合に限った使い方に認められます。

「了承」と「了解」の意味の違い

「了承しました」と言う場合と「了解しました」と言う場合とでは、明らかにその伝達の意味合いは違ってきます。これは「了承」と「了解」の言葉の成り立ちを見ればはっきりとわかりますが、「了承」の成り立ちやその意味合いは先述のとおりで、「了解」の成り立ちやその意味合いには、「解(かい)」という「理解すること」の意味合いが大きく含まれます。

つまり「了解」という言葉は、「了」の意味にある「情報を受け取り終えたこと」の意味合いと「その情報の内容を理解した」という意味合いとが重なって「了解」という言葉を成り立たせていて、「その情報の内容を理解しました」という旨だけを伝達することになります。

「了承」と「承知」の意味の違い

「承知」と「了承」の言葉に意味の違いを知るときでも、「了承」と「了解」の意味の違いを見るときと同じく、言葉そのものの成り立ちや根本的な意味合いに視点を当てることが大切です。

「承知」という言葉は、「承」の意味にある「受け入れること」と、「知」の意味にある「その情報を知ること」という形容があり、この2つの言葉が重なって「承知」という言葉を成り立たせています。そのことから「承知」の基本的な意味合いは「その情報を知ること」を指します。

しかしこの場合、この「知る」という意味合いには「相手の要求や申し出を許容する」という意味合いが認められるため、この「情報を知ること」の意味とは別に、「相手の要求や申し出を許す・受け入れて対応する」という副次的な意味が含まれてきます。

「了承」と「承諾」の意味の違い

おさらいしておきますが、「了承」の意味は「相手の事情を汲んだ上で、その要求や申し出の内容に納得すること」を言います。これを踏まえて「承諾」という言葉の意味は、「相手の要求や申し出を聞き入れた上で受容し、その要求にしたがって対応すること」を意味します。

つまり「了承」の意味では「相手の要求を知った時点」を指すことになり、「承諾」の意味は「相手の要求を知った上で受容し、その要求に対応することまでを含めた時点」を指します。

「了承しました」と「了解しました」の用例の違い

先述までの「了承しました」という言葉の意味合いを踏まえ、「了解しました」という表現は「相手の要求や申し出を理解すること」にとどまり、意志伝達・コミュニケーションが成立した時点を指します。

そのため、この「了解しました」という言葉の意味は「了承しました」と言う意味合いと非常に近くなり、ともに「相手の意見を受け取った・理解した」という表明をすることになります。

「了承を得る」の意味

「了承を得る」という言葉の意味は、話者と相手の立場の違いをまず確認しておき、「どちらが相手からの了承を得たのか」についてしっかりと把握しておく必要があります。

「了承を得る」というのは文字どおり、「相手からの了承を受け取ったこと」を意味し、先述の「了承しました」という言葉の直接的な意味合いをもって、「その話者が相手から、自分の要求や申し出を受け取られた・理解された」という表現になります。

ビジネスメールでの「了承しました」の正しい使い方

初回公開日:2018年11月20日

記載されている内容は2018年11月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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