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「事例」の意味と正しい使い方は?

初回公開日:2018年12月24日

更新日:2020年07月17日

記載されている内容は2018年12月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

ビジネスシーンやニュースなどで目にする機会の多い、「事例」という言葉。自分で使ったことがある人もいるでしょう。しかし、「事例」の意味を正しく理解できていないと、きちんと使いこなすことができません。この記事で、「事例」の意味や使い方などを確認しましょう。

「事例」の意味や類語

「事例」の意味

「事例」には、「あることがらに関する、実際に起こった具体的なできごと」という意味があります。例えば、ある事故が起こってしまったとき、過去に起こった事故と照らし合わせることを「過去に起こった事故の事例と照らし合わせる」というふうに表現します。事例とは、実際に起こった「事」を「例」に挙げること、と考えると分かりやすいでしょう。

読み方

事例は「じれい」と読みます。事情・事実などの「事(じ)」と、例文・例題などの「例(れい)」の組み合わせからなる言葉なので、読み間違える心配はかなり少ない言葉といえるでしょう。

類語

「事情」には、さまざまな類語があります。それぞれ意味が非常に近い言葉のため、覚えておけば表現の幅が広がるでしょう。また、類語を知ることは、事情という言葉の意味を深く理解することにもつながります。

ここでは、主な3つの類語をご紹介します。この機会に、「事情」と一緒に類語も覚えておくのがおすすめです。

実例

実例とは、読んで字のごとく、「実際にあった例」という意味の言葉です。あることがらを説明するときに、説明文だけでは伝わりにくいときには、「実例」を使って説明するとより伝わりやすいでしょう。

前例

「前例」は、「以前にあった同じような例」という意味の言葉です。「実例」と同じく字のとおりの意味なので覚えやすいでしょう。ドラマなどで、登場人物の提案が「前例がない」と突っぱねられることがありますが、これは「以前にあった同じような例」が存在せず、どのような結果になるかわからないために起こるできごとです。

ケース

「ケース」は「事例」という意味の外来語です。「成功したケースを紹介する」「半年前のケースを再調査する」のように使います。

また、「ケース」には「場合」という意味もあります。「場合」という意味では、「今回のケースは少し特殊だった」のように使われます。また、「時と場合による」という意味の和製英語である「ケースバイケース」も、「場合」という意味でケースが使われている言葉です。

英語

「事例」には、主な英訳が3種類あります。

case

caseは、事例の類語である「ケース」の元になった言葉でもあるため、事例と結びつけやすいでしょう。発音も、外来語の表記と同じく「ケース」です。

example

for example(例えば)という表現でおなじみのexampleも、事例の英訳です。exampleの主な意味は「例」ですが、「事例」や「実例」、「例証」とも和訳することができます。

instance

instance(インスタンス)も、事例の英訳のひとつです。exampleと同じく、「例」や「実例」、「例証」とも和訳することができます。

「事例」の使い方と例文

「事例」という言葉の意味が理解できたら、例文を確認し、使い方を押さえましょう。また、事例は、他の言葉と組み合わせて使うことも多い言葉です。職業によっては頻繁に目にする使い方もあるので、この機会に意味を覚えておきましょう。

基本の使い方と例文

基本の使い方と例文をご紹介します。

・これまでの事例にならい、対策案を話し合う。
・過去の事例を参考にして、今後の計画を考える。
・弊社の施工事例をご紹介します。
・弊社のシステムを取り入れて成功した事例をご紹介します。
・これまでにおこなった活動の事例は以下のとおりです。

ヒヤリハット事例

「ヒヤリハット事例」とは、仕事や日常生活、工事などの作業において、災害や事故には至らなかったものの、「ヒヤリとした・ハッとした」事例のことです。医療関係の現場や製造業など、さまざまな業界で活用されているため、見覚えがあると感じた人もいるのではないでしょうか。

一般的なデスクワークで例を挙げると、「事務椅子に乗ってキャビネットの資料を取ろうとしたところ、事務椅子が動き、バランスを崩して転落しそうになった」「書類段ボールをひとりで持って階段を降りていたとき、足が滑って転倒しそうになった」など、実際には事故は起きなかったけれど、一歩間違えれば大きな事故につながっていたであろう事例を「ヒヤリハット事例」として記録・展開します。

「ヒヤリハット事例」をまとめる意味

「転びそうになった」「転落しそうになった」といった事例は、一瞬「ヒヤリ」「ハッと」しても、ああ危なかった、と安心してすぐに忘れ去られてしまいます。しかし、そうしたヒヤリハット事例は、実は重大な事故につながる可能性があったことがほとんどです。

事故が起きる原因を知り、可能性を減らすために、ヒヤリハット事例はさまざまな業種で記録・共有されています。

先行事例

先行事例とは、文字どおり「先におこなった事例」という意味の言葉です。取り組みや戦略など、過去におこなった具体的なことがらのことをいいます。「先行事例を参考にして計画を考える」「先行事例から学び会社経営に活かす」のように使います。

「〇〇事例」という言葉

「先行事例」のように、「事例」の前に「何の事例なのかを表す単語」を置くことで、「過去に〇〇した事例」という意味の言葉にできます。そのため、ある単語に「事例」を組み合わせた言葉は無数に存在します。以下は「〇〇事例」の一例です。

・成功事例
・導入事例
・施工事例
・リフォーム事例
・ヒヤリハット事例

事例集

ああなる、こうなるという説明よりも、「こういうことがあった」と事例を交えて説明された方が、ものごとを身近に感じ、実感がわきやすくなります。そのため、ヒヤリハット事例などは、「事例集」としてまとめられ、共有されることが多いです。

また、企業や事業の説明をする際にも、事例集は大いに役立ちます。業務や施工の事例集があれば、どんなことをしている企業なのかが伝わりやすく、取引先や顧客の安心感にもつながります。

事例の類語(意味と使い方の違い)

実例には、類語や、意味の近い言葉が複数あります。しかし、「事例」と同じような使い方ができる言葉もあれば、できない言葉もあります。それぞれの言葉の意味や使い方を混同してしまわないように、違いを押さえましょう。

実例

実例には、「実際にあった例」という意味があります。「あることがらに関する、実際にあった具体的なできごと」という意味である事例と、非常に近い言葉です。

実例は、「施工実例」「施工事例」、「建築実例」「建築事例」のように、事例と同じように使うことができます。また、「○○の実例・事例」のように並べて使われることもよくあります。

具体例

具体例は、「事実や現実のものごとに即して示される例」という意味の言葉です。事例と意味が似ていますが、事例は「できごと」などを例示することなのに対し、具体例はより具体的な例(数値や名称などがはっきりしている例)を示すことをいいます。一般的に、事例ではひとつひとつのことがらを簡潔に挙げ、具体例では詳細に説明します。

判例

判例は、「過去の判決の実例」という意味の言葉です。「過去の実例」という意味では事例と似ていますが、判例の場合は「裁判の判決における実例」に限られます。

事案

事案は、「問題になっている(問題にすべき)事柄」という意味の言葉です。主に警察などが、事件や事故につながりかねないできごとを「事案」と呼称し、地域や学校などに共有して注意を喚起します。一歩間違えれば大きな事故につながっていたであろう事例を共有する「ヒヤリハット事例」に近い言葉ともいえます。

意味を理解して「事例」を使いこなそう!

「事例」は、ビジネスでも日常生活でも目にする機会の多い言葉です。また、社会人であれば自分で使う機会も出てきます。言葉の意味というのは、受け手のときには知っているつもりでいていも、いざ自分で使うときになると分からなくなることが多いです。

事例という言葉を使いこなすためにも、事例の意味や使い方、類語などをしっかり理解しておきましょう。

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