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「獺祭」の意味と正しい使い方は?

更新日:2020年07月17日

「獺祭」という漢字を目にしたとき、この漢字を読めますか。また、何を意味する言葉なのか、ご存知でしょうか。最近、日本酒の世界で注目されている「獺祭」について、その読み方や、熟語としての意味とあわせ、日本酒「獺祭」の種類などについても、ご紹介します。

「獺祭」の意味

獺祭の「獺」は、カワウソのことで、「獺祭」とは、カワウソが自分で採った魚を食べることを意味しています。カワウソが捕らえた魚を岸に並べるのが、人が物を供えて先祖を祭るのに似ているところから、「獺(カワウソ)」に「祭」という漢字を並べることで、「食べる」意味を持たせています。「獺祭魚」ともいいます。

中国(唐)の詩人が、文章を書く際に、多数の書物を、作業場所の周囲に置いて参照していることを、自ら「獺祭魚」と称していたため、「獺祭」には、詩文を作るとき、多くの参考書を周囲に広げておくという意味もあります。

「獺祭」は、「だっさい」と読みますが、「うそまつり」「おそまつり」と読むこともできます。読み方を変えても、同じ意味を指します。

「獺祭」という日本酒の名前の由来

日本酒の「獺祭」といえば、山口県岩国市の旭酒造株式会社が作る日本酒のブランド名を表す意味です。酒名は、正岡子規の別号である「獺祭書屋主人」と、蔵の地名の「玖珂郡周東町獺越(おそごえ)」の「獺」をかけて命名されました。

日本酒「獺祭」の特徴は、精米歩合が全量50%以下で、純米大吟醸酒と純米吟醸酒のみしか作られていないことです。原料米は山田錦、仕込み水は蔵内の井戸水が使われています。

蔵元の「旭酒造」は昭和23年(1948)創業ですが、三代目が、それまで醸造していた普通酒「旭富士」の醸造をやめ、杜氏を置かず、杜氏の勘を徹底的にデータ化し、データ管理による酒造りを実現させています。現在の旭酒造の日本酒は「獺祭」ブランドのみです。

日本酒の「獺祭」の種類

旭酒造「獺祭」には、「獺祭」「獺祭 磨き」「獺祭 遠心分離」「獺祭 磨きその先へ」といった種類があります。その他、「発砲スパークリング」や、獺祭を使った石鹸やケーキなども販売されています。

「獺祭」の販売サイトでは、上記のようにカテゴリされていますが、実際には「磨き」も「遠心分離」も商品名に入っていたり、その他に「三割九分」などの割合が、商品名に入っている製品もあります。

ここでは、商品名に付されている「磨き」、「遠心分離」や、割合について、その意味をご紹介します。

「二割三分」の意味

「獺祭」の製造ポリシーとして、精米割合は50%以下とされています。「磨き二割三分」は、精米の極限ともいえる、23%まで磨いた山田錦を使って、製造されていることを意味しています。つまり「磨き二割三分」とは、「精米歩合23%」を意味しています。

23%まで磨かれた米から作られるこのお酒は、華やかな香りと、口に含んだときの蜂蜜のような甘みが特徴です。飲み込んだ後口は、余韻が長く続きます。

「三割九分」の意味

「磨き二割三分」には及ばないものの、「磨き三割九分」は、精米歩合39%まで磨いた山田錦を使って製造されていることを意味します。華やかな香りと、口に含んだときに蜂蜜のようなきれいな甘みが感じられるのは、二割三分同様です。飲み込んだ後の長い余韻も感じることができます。

「磨き三割九分」は、「磨き二割三分」に比べると、半値以下で手に入れることができ、少し気軽に楽しむことができる種類になっています。

「磨き」の意味

「磨き二割三分」「磨き三割九分」と商品名にありますが、「磨き」とは、精米歩合のことを意味しています。精米歩合とは、白米に精米した際に、その玄米に対する重量の割合という意味です。白米とは、玄米から、ぬか・胚芽などの、表層部を取り除いた状態の米を意味します。普段食べている白米は、精米歩合90%程度です。日本酒は、精米歩合によって種類が決められています。

日本酒の世界では、精米を「米を磨く」といいます。つまり、獺祭の商品名にある「磨き」とは、米の精米を意味しており、その後ろに続く割合は、獺祭を製造する際の、精米歩合を意味しています。

磨き=精米歩合

日本酒の種類は、精米歩合によって、以下のように意味づけられています。「本醸造酒」とか、「大吟醸」という呼び名は、精米歩合を意味しているといっても、良いでしょう。

・普通酒:規程なし(73~75%程度が一般的)
・本醸造酒・純米酒:70%以下
・特別本醸造酒・特別純米酒・吟醸酒:60%以下
・大吟醸酒:50%以下

「50」の意味

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初回公開日:2018年12月12日

記載されている内容は2018年12月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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