封筒の裏面の書き方・住所の書き方|横書き/縦書き・印刷する場合
更新日:2022年07月23日
ビジネス書簡とは
プライベートと違い、企業には約束事が沢山あります。ビジネス書簡(てがみ)もそのひとつです。
そもそもビジネス書簡とは、会社業務における重要な「通信連絡」のため、また確認のために作成される文書です。いわば会社の体制そのものが垣間見えるといっても過言ではありません。
特に封筒の宛名と裏面は、最初に目にする箇所で印象的な場面です。
新社会人の戸惑い!
新社会人にとっては、学生時代との違いに随分戸惑いを覚えます。ビジネスマナーは、そんな社会人1年生にとっては難解です。
全ては「常識」さえあればということが前提ですが、行動も発言も今までと違い敬語会話は先輩たちから「非常識」のレッテルを張られかねません。
勿論ですが「手紙」も、同様です。今までの友達に書くものとは違い、宛名の書き方相手への敬称など、もし誤ってしまうとあなたが非常識だと思われるだけでなく、会社にとっても「NG」のレッテルを張られる可能性も生じてしまいます。
最初に目にするのは・・・
封筒の表面の宛名です。できる限り丁寧な字で書くことと、配分バランスを良く書く必要があります。封筒の表書きには・郵便番号・住所・企業やの名称・部署や担当、そして受取人の相手の氏名となります。
では、そんなビジネスにおける封筒の書き方について、しっかりと覚えてください。
封筒の宛名の書き方
封筒の上下左右とも、「約1cm程度の余白」があるように書き、文字の大きさや配置バランスを考えます。約文字は「楷書」で、丁寧に書くことが重要です。
達筆でも誰にも読めないより、正確に読みやすい文字が印象がいいものです。
住所の書き方
【住所→会社名→所属部署→名前】の順番で書きます。
①住所の長さは場所により長短があります。長さは封筒の1/3程度に収めます。
・縦書き:封筒の右側1/3
・横書き:封筒の上側1/3
②宛名より住所は小さい文字で書きます。また、番地は省略ではなく正確に封筒に記載します。
③番地の先について建物名が必要な場合は、段落を変えます。
※住所が1行に収める必要はありません。改行することで、封筒全体のバランスの良い配置でおさめます。
相手先の名称について
会社名や部署名を略すことは相手にたいしてとても失礼になります。また、相手の方に「肩書」がある場合は、名前の前に書いてください。
例1:営業部課長〇〇様
例2:営業部〇〇課長様
この2例は一方が正解です。どちらかお分かりですか?
正解は例1です。「肩書は名前の前に」ということです。
もし、役職も名前も分からない、そんな場合には「〇〇株式会社営業部ご担当者様」、又は役職が分かれば、営業部課長とします。
当然ですが、(株)というような略称ではなく「株式会社」としてください。
時折見かけますが「経理課御中 ○○様」はどうでしょうか?これは敬称の重複で間違いです。この場合は「御中は無し」が正解です。
役職名が5文字以上の場合は、上に書ききれませんので、名前の右側に名前より小さく書きます。
横書きの場合、縦書きの場合
本来は、目上の方への封筒の表書きや裏面についてなど、改まった内容の場合は、縦書きが最適です。
縦書きの場合
ビジネスでの封筒に関しては、特に日本語の文字を綺麗に美しく見せてくれるのは縦書きで、礼儀正しいという印象を持っていただけるので縦書きが、好ましいです。
封筒に書く際の注意点として、住所などの数字(番地など)には漢数字を使用します。住所の配置については、郵便番号の一番右に揃え一文字分余白にすると、ちょうど良いバランスになります。会社のビルの名称は必ず記載しますが、忘れがちなのがビルの階数です。を必ず記載してください。
所属部署名は、会社名の下の部分に一文字分下げるか、長くなる場合は改行してを書きます。役職名は、4文字までは名前の上に書きます。それ以上のば場合は改行します。
横書きの場合
初回公開日:2017年08月04日
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