接待の手土産マナー|喜ばれる手土産・金額相場・のし
更新日:2022年07月30日
接待の手土産のマナー
大切な取引先との接待の場においては、手土産を持参するケースがほとんどです。「今後とも良いお付き合いをしていきたい」という意思表示となる手土産ですが、おもてなしの心や手土産選びのセンスの良さがうまく相手に伝われば、取引先との信頼関係を築く大きなチャンスになります。
手土産を選ぶ際にも、お渡しする際にも、ビジネスの場においては守るべきマナーがあります。どのような手土産を、いつどのようにお渡しすれば相手に不快感を与えず喜んでもらえるか、知らないと損をする接待の手土産のマナーを紹介します。
接待とは
会社の経営や業務遂行を円滑にするために、業務時間外に飲食やゴルフなどで取引先の客をもてなすことを「接待」といいます。接待の際に大切なのは、相手の立場を考えて最善を尽くしてもてなし、「誠意を見せること」と、「あなたは、わたし達にとって大切な相手です」という気持ちを伝えることです。
接待の店選びのマナー
接待の最大の目的は、相手に喜んでもらうことです。事前に接待する相手の好みを聞きだし、相手の好みに合ったお店を選ぶ必要があります。好きな料理だけでなく、好きなお酒が用意できる店を選ぶと接待相手に喜んでもらえます。騒がしい場所ではなく、じっくり話ができる静かな個室のあるお店を選ぶのがマナーです。
接待の手土産選びのマナー
相手に喜んでいただけるよう最大限の配慮を
出張で遠方からお越しの方に差し上げる手土産の場合は荷物にならず日持ちのするものを選んだり、暑い季節はゼリーや水羊羹など涼しげなお菓子を選ぶといったように、心遣いが相手に伝わるような手土産を持参しましょう。賞味期限内に食べきれないものを差し上げてしまっては、配慮が足りない印象を与えてしまうのでやめましょう。
また、会食場所の近くの駅ビルや、接待先の近所の店で急ごしらえで買ったことが相手に伝わってしまうような品物は、あまり良い印象を与えません。相手に喜んでもらえるよう充分に配慮し、ひと手間かけましょう。
先方が手土産をどこに持ち帰るか考慮しましょう
接待が昼に行われる場合は、先方がオフィスに戻られてからオフィスの皆さんで分け合えるような、個別包装になっている手土産を選びましょう。先方の職場に女性が多ければ流行のスイーツ、年配者が多い職場であれば、洋菓子よりも和菓子の方が喜ばれます。
接待が夜の場合は、先方は会食後にご自宅に戻られることが多いので、ご家族で楽しめる手土産を選びましょう。接待するお相手の家族構成なども可能であれば、事前にリサーチしておきましょう。
接待の手土産を渡すタイミング
接待の手土産は、接待に参加して頂いたことへの感謝の意を表す品物でもあるので、接待が終了して相手をお見送りする時に渡すのがベストです。会ってすぐに渡してしまうと、荷物になってしまい、会食の邪魔にもなってしまうので、食事中はお店の方に預かってもらうとよいでしょう。
手土産を渡す際に添える言葉
手土産をお渡しする際には、紙袋などから出して渡すのがマナーとされていますが、会食後の手土産は、先方がその手土産を持ち歩くことになるため、「袋のままで失礼します」などの言葉を添えてお渡ししましょう。「つまらないものですが」は最近ではNGワードとされています。「心ばかりのものですが」「当地ではとても評判のもので」などと、一言添えましょう。
手土産は誰から誰に渡すべきか
接待に上司が同席しているのに部下が手土産を渡してしまっては、先方に対して失礼ですし、上司の顔が立ちません。手土産を渡すのは上司に任せましょう。もしも一人で接待に臨む場合は、先方の、最も地位の高い人に手土産を渡します。誰が最も高位かは、名刺を見て判断します。
接待の手土産で喜ばれるもの
初回公開日:2017年11月07日
記載されている内容は2017年11月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。