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2018年05月15日

お花料の書き方・お花代との違い・おすすめの封筒と宗教別の取扱

お花料とお花代の違いは知っていますか。この2つ、名前は似ているけれどまったく別のものを指します。葬儀の際、悲しみに暮れている遺族に不快な思いをさせないためにも、お花料とお花代の違い、お花料の包み方や宗教による違いをきちんと理解しましょう。

お花料とは?

葬儀に参加する際にお花料を包むという話を聞いたことがありますか。日本は無宗教の人が多いのと、仏教の葬儀が多いためあまり聞きなれない言葉ではないです。この「お花料」というのはキリスト教の葬儀で用いられる言葉です。キリスト教の葬儀に参列する場合は、お花料を包んで渡すのが一般的です。ここではそのお花料の取り扱いやマナーについて説明します。

お花料の書き方・包み方

では、お花料はどのように包めばよいのでしょうか。知らないといざ参列をお願いされたときに困ってしまうばかりでなく、間違えると失礼にあたります。当たり前のことですが、葬儀の際には悲しみにくれる遺族に辛い思いや嫌な思いをさせないようになるべく先方の宗教によりそって列席することが大切です。

間違っても教会で行われる葬儀にお花料ではなく、仏教の葬儀と同じお香典を用意していくということはないようにしてください。

表書きはどうしたらいい?

まず気になるのは表書きです。どのように記入したら良いのでしょうか。厳密には宗派によっても異なるので本来は故人の信仰していた宗派にのっとった形で記入するべきです。しかしそこまで詳しくは分からない場合もあります。

例えば、お花料の表書きは同じキリスト教でも一つとは限りません。仏教も宗派によって「御霊前」と書くところもあれば「御仏前」と書くところもあるのと同じです。キリスト教の場合は、カトリックでは「御霊前」の表記が認められていますし「御ミサ料」という表記にすることもあります。

しかしプロテスタントでは「御霊前」は認めていません。それぞれ間違ってしまっては失礼にあたります。そのため、表書きはどちらにでも使用できる「お花料」や「御花料」と書くと覚えておくと良いです。

お花を持ち帰る

これは、キリスト教の葬儀では献花を行うということに由来しています。仏教ではお香をあげるのに対しキリスト教では献花を行います。仏教の葬儀におけるお香典はもともと、「葬儀の時には大量に必要になるお香をみんなで持ち寄りましょう。」というところから始まったものと言われています。

時がたちお線香というものができ、今は葬儀でたくさんの弔問があるとはいえそんなにお香は必要ありません。そのため、そのお香の代わりとして金品を持ち寄るようになったと言われています。そんな由来のあるお香典と同じ位置づけにあるお花料です。

カトリックでもプロテスタントでもキリスト教の葬儀の場合は「お花料」をお渡しすると考えていれば間違えはないです。

必ず薄墨で記入する

ではその「お花料」は何で記入したら良いのでしょうか。これは薄墨の筆ペンで記入というのが鉄則です。これは「涙で濡れて薄くなってしまいました」「墨をする時間もなく駆けつけました」という昔からの風習です。どうしても用意ができなかった場合は黒の筆ペンで書いてもマナー違反というわけではないです。

ただし、ボールペンで記入をするのはマナー違反、やめましょう。とはいえ一般的に薄墨が使われることが多いのと、ほとんどの人の意識の中に香典=薄墨で記入というイメージがあるため黒で書かれたことを気にする方もいらっしゃいます。また薄墨は仏式など他の宗教の葬儀でも使用できるので念のため一本はあらかじめ用意しておくとよいでしょう。

筆ペンを置いておく

不祝儀用の品物を用意しておくのは葬儀を待っているようで嫌だという人もいでしょう。確かに身近にキリスト教の信徒がいるからと言ってお花料袋を買っておくというのはいただけません。しかし何かあったときのために喪服はあらかじめ1着、用意しているはずです。それと一緒に薄墨の筆ペン1本くらいは置いておいてもよいでしょう。

中袋の記入方法

お花料袋の中袋の記入方法は、仏教の場合と同じなので迷わなくて大丈夫です。中袋の表側には香典の金額を、裏側左下に自分の氏名と住所を記入します。中袋に関してはボールペンで記入してもマナー違反にはなりません。

間違えのないように丁寧に記入しましょう。一つ注意しなくてはいけないのは、中袋の表側に書く金額は、「一」や「三」「五」のような漢数字ではなく、改ざんを防ぐ意味で「壱」や「参」「伍」のような大字を用いるのが一般的です。また、千は「阡」、万は「萬」となり、三万円であれば「金参萬円」と記載します。

金額の目安はどれくらい?

なじみのないお花料、いくら包めばよいのでしょうか。主に相場は仏教のお香典の場合と変わりません。会社関係の上司や部下の場合 五千円から一万円程度、同僚の場合 三千円から一万円程度、兄弟の場合 最低でも三万円、両親の場合 五万円から十万円程度です。

そのほか自分自身の地位や故人との関係性などで左右されます。また連名で包む場合などもあるでしょう。その場合は一緒に包む人と相談して金額をきめるようにしてください。

とはいえお花料の場合も仏教同様、偶数になるのは良くないので奇数の金額になるようにしましょう。「割り切れる」=「故人との縁が切れてしまう」という意味になってしまいます。日本人は驚くほど縁起にこだわる民族です。たとえ自分が気にならなかったとしてもなおざりにせず、大人のマナーとして奇数の金額を用意するようにしましょう。

お札の入れ方

ではお花料はどの向きにお札を入れればよいのでしょうか。これも仏教のものと同じで構いません。新札ではなく、旧札を必ず用意します。万が一新札を入れてしまうと「不幸を待っていました」という意味になってしまいます。これもマナーです。

気にする人は多いので、遺族に不快な気分を与えないためにも必ず旧札を、新札しか用意できない場合は必ず1回折り目を付けてから入れましょう。

入れ方のポイントは2点で「顔が裏側になるように」と「大きい壱が上に来るように」入れるのが基本です。入れ方に関しては間違っていたからといって決してマナー違反というわけでもないですが、気にする人は気になるところでもあります。大人として、ここまで気を使えるようになるとよいでしょう。

お花料とお花代の違いとは

お花料についてお話ししてきましたが、よく似た名前でお花代というものがあります。どう違うのかと思った方も多いのではないでしょうか。この2つは全く違う物です。どう違うのかというと、まず「お花料」という言葉は主にキリスト教の葬儀に参列する場合に使用します。

そして「お花代」という言葉は一般的に香典とは別に、祭壇の横などにお花を用意したい場合に葬儀社や親族にお渡しするときに使います。この2つは混同しないように違いをしっかりと理解しましょう。

宗教別のお花料の取扱の違い

宗教別にお花料の取り扱いの違いについて、色々ご説明します。

仏教の場合

仏教においてお花料と言われる場合、「お花代」や「供花料」と言われるもののことをさします。仏教などにおける一般的な香典とは別に「祭壇の横にお花を飾ってください」という意味で送ります。遠方で出席ができないときや香典を辞退された場合や、故人との関係性を考えると香典だけでは足りないと思われる場合に送ることが多いです。

お花代の渡し方

香典と同じで葬儀でお渡しするものですが、香典袋に包む必要はありません。また、遺族に直接渡す場合と葬儀社に渡す場合とがあります。さらに、お花代としては渡さずに直接参列者が花屋とやり取りしてお花を用意する場合もあります。

参列者がお花の持ち込みをできる葬儀場ももちろんありますが、できない葬儀場も多くあります。その場合、お花は葬儀社か遺族が直接発注し、立て替えて用意をします。立て替えてもらった人にその代金を支払うというのが「お花代」です。

お花代がどのような取扱いになるのかは葬儀社や葬儀場によって異なりますし、特別開示もされていません。持ち込みができない葬儀場に勝手にお花を送り付けてはそれこそ失礼になってしまいます。そのためもしお花代をお渡しする予定があるのであれば、あらかじめ葬儀社や遺族にに「お花を贈りたい」旨とどのようにしたら良いかの確認しましょう。

キリスト教の場合

お花料とは、キリスト教における御香典のようなものと考えると理解しやすいです。弔慰金や供花代ともいわれます。もともとキリスト教では、葬儀の際に金品を送る習慣はありません。

しかし、日本で行われることの多い仏教の葬儀では参列の際に「御霊前」や「御仏前」などという形で御香典を持っていく習慣がありました。そのため日本独自の習慣としてキリスト教においては献花をするための「お花料」を送るというのが定着したと言われています。

お花料におすすめの封筒とは

お花料の意味合いは香典と同じ位置づけにあるというお話をしました。通常お香典であれば香典袋に入れてお渡しします。お花料はどのような封筒に入れればよいのでしょうか。

封筒の種類

間違えても通常香典を入れる蓮の花の絵もしくは水引がついているものを使ってはいけません。蓮の花のついているものは仏教用の香典袋です。十字架の絵が付いたものまたは白い封筒もしくは不祝儀用の熨斗袋を用意しましょう。

もし、どうしても水引きのあるものを使う場合には黒白または双銀の結び切りまたはあわじ結びの水引のものです。キリスト教用としてゆりの花がついている不祝儀袋もあるのでそれを使用すると良いです。

封筒はどこに売っている?

この香典袋は仏教のものと違い、コンビニなどにはなかなか置いていません。主に大きめの文房具店で見かけることが多いです。いざとなった時に探すと焦ってしまったりするため、余裕があるときや文房具を買うついでに、自分の家や会社の近くでそのような文房具店があるかどうかきちんと確認しておきましょう。

お花料を正しく理解して最後のお別れを

いかがでしょうか。親しかった人が亡くなったと聞くと動転してしまい、なかなか正常な判断ができなくなってしまいます。そのため、いざその時になるとどのように対応したらよいか分からなくなってしまうこともあります。

日本人は無宗教の人も多いのでなかなかわかりづらいところはありますが、宗教や信仰というものは遺族や故人にとっては本当に大切です。最後のお別れをしに葬儀に参加する際、悲しみに暮れている遺族の気持ちに水を差すような対応はいただけません。大人のマナーとして、お花料の取り扱いについても理解しておきましょう。

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